相場見通しのつもりだが・・・たぶん後講釈(2009年10月〜2010年03月)

(本当は債券市場の話をすべきなのですが、多分短期が中心になります)

こちらはあまり当らない相場見通しやら相場後講釈やらを書いております。一応債券だけどもマネーマーケットに限りなく近い範囲をカバーしつつも、昔取ったなんとやらで債券市場のお話も。まあどっちにしても板に張り付いている訳ではないのでピンボケになる場合もありそうです。その節はご指摘を。

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過去の相場後講釈はこちらです。

2009年上期
2008年下期
2008年上期
2007年下期
2007年上期
2006年下期
2006年上期
2005年下期
2005年上期
2004年下期
2004年上期
2003年下期(工事中)
2003年上期(工事未着工^^)
2002年下期(工事メド立たず)

2010/03/31「CP現先オペが大幅に減額になるようですな」
2010/03/30「期末の短期は波乱ないのですが、中長期金利は追加緩和前より上昇とな」
2010/03/26「交付税の払いが遅れて若干足元GCが上昇とな」
2010/03/24「新型オペを同日2本立て実施とな」
2010/03/10「資金余剰月のオペレーションに関して」
2010/03/03「保有国債の期間が伸び気味/今年の3月は大幅余剰月/GCの動きが極端」
2010/03/01「今度は潤沢供給でGC低下と」
2010/02/26「GCレートが下がらないですが」
2010/02/25「GC上昇してTB落札も0.12%乗せに」
2010/02/18「3か月TB入札は0.118%と割とお安めに」
2010/02/16「当座預金残高16.5兆円でGCレート低下」
2010/02/10「短国レートも若干上昇」
2010/02/09「GCレートが上昇しています」
2010/02/08「共通担保オペレート0.11%にまた上昇」
2010/02/03「共通担保オペが札割れとな/日銀保有国債」
2010/02/01「コール平均10bp割れで短期市場暗黒模様」
2010/01/28「短国レート更に低下」
2010/01/26「オペの足が長くなってきたようで」
2010/01/21「1年以内の輪番で事実上の札割れ状態に」
2010/01/15「TBのレートが微妙に低下」
2010/01/14「足もとに金が溜まってきているようで」
2010/01/07「購入国債が少し長くなりました/GCレートが微妙に落ち着かず」
2009/12/29「GCレートが落ち着きませんな」
2009/12/28「末初GCレートに関して」
2009/12/25「GCレート上昇」
2009/12/24「オペが微妙でGCレートが下がりません」
2009/12/21「物価安定の理解明確化の市場反応」
2009/12/18「2年中期国債入札流れる/GCは低下」
2009/12/16「オペのスタンスが読みにくいと」
2009/12/15「どうもGCが落ち着きませんな」
2009/12/14「新オペの翌日は緩め調節」
2009/12/11「新オペ実施!」
2009/12/10「3か月TB入札が前週より弱くなりましたが」
2009/12/09「超長期が妙に弱い件について」
2009/12/07「調子に乗って足元を下げたらちょっとファンディングがきつくなったようで」
2009/12/04「11月の輪番では短いものがかなり入りました」
2009/11/18「増発した短国入札は無難に進行中」
2009/11/16「何故か4か月物オペの実施」
2009/11/13「あっという間に相場大戻りでござる」
2009/11/12「長期金利上昇の話をしたら長期金利が低下したでござるの巻」
2009/11/11「今月の買入はちょっと短い所が少なめです/長期金利上昇ですなあ」
2009/11/04「案の定オペは自然体のままです」
2009/10/29「2年と3MTBの入札は微妙な結果に」
2009/10/26「引き続きコールが確り」
2009/10/21「どうもコールなどの金の回りが悪くなっているようで」
2009/10/08「9月の買入はやや2年以内のゾーンが少ないです」
2009/10/02「早速期初の買いでござる/保振のCPレート公表」

2010/03/31

○CP現先オペがフェードアウトとかその他

昨日のオペでの話題と言えばCP買現先オペがロールされなかった事でございます。これまでCP買現先オペは3000億円が7本あって2兆円弱の残高(というのは札割れの分がある為です)があったのですが、今回は期日が来る分を華麗にスキップ。

まあこの前もちょっと書きましたが、ここもとCP買現先オペに関しては、オペの期日をそろえるような実施の仕方があったりして、「ロールの時に減額しますよ」とゆーのが見え見えの展開ではあった(現在オペのエンド日が揃っている日が2日分あって、そのエンドで減額ロールをすると、2本減る勘定になる)のですが、期日揃え攻撃だけではなくロールをしない攻撃と来ましたかそうですか。

元々CP現先オペの増額はリーマンショック後の短期市場におけるオープン金利の上昇に対応してCPレートの上昇に対応する施策として積極活用という話になった(なったのに実際に増額したの1本だけだったので効果はほんの一瞬でその後更に金利が上昇して大変な事になった件については当時物凄い勢いで悪態をついていたのでその辺りをご覧ください)所から増えまして、その後利下げ&企業金融特別オペの実施とかになって更に増額となったという流れのものであります。

ということで、CP買現先に関しても危機対策の一環で増額されたと言えばまあそうです(通常は期末あたりに思いだしたように1本実施するだけです)ので、金融市場の機能回復に伴いCP買現先も縮小というのは流れとしてはおかしくは無いという所でしょうか。

特オペがこれから残高が落ちて行きまして、CP買現先も減るという話になりますと、オペを使った場合には共通担保オペでの在庫ファンディングとなるので、従来0.10%で取れていたものが1bp弱上昇するようなイメージになるという感じでしょうか。そうなりますとファンディングコスト由来の短期国債とCPの恒常的なレート逆転もやや是正されるのではないかとは思うのですが、何せ発行企業さんの資金需要が無い状況が続いているので、CP発行額そのものが少なくて需要の方はあるという状態ですので、そんなにレートが上昇するかというと上昇はせんのでしょうけれどもね。


同じくオペの話ですが、末初でオペ残積み上げて当座預金残高も積み上がる形になっております。結局今日の当座預金残高は23.4兆円とかになるようで、当然ながらレートちゃんの方も落ち着きまくっている訳ですが、問題は1日以降どうなるのよという所っすな。つまり当座預金残高をまた減らす中で共通担保オペの期落ちがドカドカやって来る(末初の1日物オペはまあ良いとして、新型オペじゃない方の共通担保オペ残高が1日には1.2兆円、2日には2.2兆円程度落ちる)ので、その分市場調達が増える格好になると思います。まあ昨日までの感じだとGCで資金調達する主体の債券ディーラーでも資金には余裕があるような感じなので金利はまだ落ち着いていますが。

でですな、新型オペの方は増額されるのですけれども、こちらのオペは何せ1回で調達できる額が少なく(按分が15%とかなので応札限度額から計算すると300億程度しか入らない)、債券ディーラーが店頭売買やら入札やらでぶれる在庫ポジションの変化に対応した調達という意味で言えば屁のような額になりますわなという所でして、まあそんなこんなを考えますと、入札方式のオペが減るのもどうなのかねという所でしょうか。

だからCP買現先を減額したという事もあるのでしょうけれどもね。

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2010/03/30

○市場雑談です

・追加緩和政策を行ったのに追加緩和政策前より金利が上昇している件について

いやまあ追加緩和政策の実施によって景気回復期待が更に盛り上がってその結果中長期金利が上昇したというのであれば、まあそれもまた追加緩和の効果という話なのですが、多分単なる期末の需給要因と米国の金利が何気に上昇して2年が1%乗るわ10年がまた3.8%後半になるわというのが要因だと思いますけど・・・・

先月の例の日経記事の前という事になりますと3月の頭という事になりますけれども、記事の出る前日には微妙に怪しげな挙動をしていたので、記事出る前々日の3月3日の引けを見ますと、10年306回債が1.330%で、5年87回債が0.495%だったのですが、昨日の引けはそれぞれ1.400%の0.535%と大変にお洒落な展開に(ちなみに2年は横ばい、20年は0.025%の金利上昇で30年は0.020%の金利上昇ざます)。

まあ美しく考えるのならさっき書いたような「景気回復期待」となるのですけれども、結局単なる米国と欧州要因だけのような気がする所でありまして、あの騒動は何だったんだという空しさが残る今月の緩和騒動であった事よという感じが致します。


・期末の資金調達レートは落ち着いて推移してますが

そらまあ末の当座預金残高が24兆円だか何だか良く判らん(財政がぶれている分が期内に入るのだとあと1兆少々上振れするのかな)のですが、まあ兎に角やたらめったら積み上がる状態になりましたので、市場調達が減るわなという所もありまして、末初のGCレートは金曜に瞬間0.13%とかもあったらしいですが、その後は弱含みで推移して昨日のスポネベースでは0.105近辺という大変に落ち着きまくった展開。

いやまあそっちが落ち着いているのは良いのですが、GCが低くて要調達額が減りますと今度はSCがご多忙になるようで、5年カレントとかチーペスト近辺とかご苦労なこった状態になっておられると仄聞しますが、世の中にフェイル慣行を定着させたいというお話でしたら末初でバットフェイルとかするんじゃねえよと思うのはあたくしだけですかそうですか。

ただまあ足元やたらめったら積み上げてしまった結果として、昨日のオペも国債買現先のロールだけとかお洒落な展開になっております。来月の前半の運営は中々大変な感じですよねえとは思いますがどうなることやら。

ということで最後は意味不明のマニア話になってしまいましてどうもすいません。

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2010/03/26

○市場メモとか雑談とか

・財政要因が下振れしている件について

足元でGCレートがちと上昇してますし、コールレートも当座預金残高自体はじゃぶじゃぶな筈なのに何故か0.10%に乗っている状態。

・・・・・まあ外野だと正直良く判らん面が多々ありますが、今月は月末に掛けて財政大幅払い超になる所で、25日(24日でしたすいません)ではないかと予想されていた交付税交付金の払いが遅れている(交付税の払いは国庫から地方公共団体への払いになるので財政要因になる)為に資金繰りがぶれたことによるものなのか、財政要因での資金余剰に対応してオペが減っている(共通担保(含む新オペ)+国債買現先+CP買現先+企業特オペの合計で先月のピークから10兆以上落ちている)事によって市場での要調達額が増えた事によるものか、複合要因なのかは判らんですが、多分そんな背景があるかなと。

で、まあ財政要因に関しては数日後寄せになるだけだと思いますが、資金需給が読みにくいですねという所では暫くは足元が下がり難いのかなあという感じもせんでもないです。交付金の払いがずれるとなると、オペを予想する方としても予想が狂うので、そういう点では読みにくい要素が増えるのもあまり宜しく無いという感じでしょうか。

ちなみに、オペ残高が現在30兆円台半ばとかになっている筈ですので、実は新型オペをここからあと10兆増やすと、より期間の短いオペを打つのが激しく不自由になるケースが出てくるという意味でございまして(国債買現先を今のペースで実行したら3兆円、CP買現先が2兆円弱となるので、ショートタームの共通担保を打つ余地が無くなる)、何と「新型オペを増額したら足元のGCレートが上昇したでござるの巻」というようなお洒落な事態になるのかなあという感じで実に味わいの深い物がございます(^^)。

#そういや特オペ最終回は久々の増額ロールでしたな、最後のご祝儀入札ですか(^^)

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2010/03/24

○新型オペ2本立てで実行とか

昨日のオペオファー
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of100323.htm

下2本に注目なのですが、新型オペを2本立てで実施という個人的には意表を突いたオペの打ち方でしたが、エンドは微妙にずらしているので、ロールの時には週2本になるというやり方。まあ同じ日に2本実施した方が応札する方としては入り易いのかとも思いますので、これはこれでアリかなと思いましたし、「8000億円を週2本」というアナウンス通りでしたけど、初回の実行ベースでは「1兆6000億円」という形になったからメディアアピール的にも結構な話ですもんね。

・・・まあ基本的にその結果として為替や株が動いたとも思えないので実はまあどうでも良かったりしますけど(汗)。

でもって、そのオペの按分ですけれども、今回は2本それぞれが18.5%に18.3%でしたが、前回(先週の水曜日)が16.8%、前々回(先々週の金曜日)が14.5%ですので、着実に按分率も上昇してますな。まあ足元当座預金残高がやたら積み上がってますし、通常のオペの金利も低位安定状態というのが、今回の増額措置と相俟って按分を上げているという所ではないかと思います。

だからターム物金利が下がるかと言うとこれがまた短期国債の金利は既に限界に近い(足元のGCを買う投資家が0.105%までしか買わずに、業者を全部足した場合にファンディングが超過になっていると想定した場合ですが)所になっていますので、特にレートが下がってどうのこうのという話には成り難い様な気がしますけどね。

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2010/03/10

○市場雑談

一昨日なんですけれども(昨日書き忘れた)、末初オペという毎度お馴染みの何でそういうオペやるのかねえ(出すなら末越えのタームで出してよ〜と思うのだが)というオペが実施されました。結果は1兆円のオペに対して平均0.113%で足切り0.10%(按分11.8%)と落ち着いた結果。

まあ落ち着いた結果ちゃあ落ち着いた結果ですけれども、できればタームで取りたい(のですが、実はこの先の資金需給を考えるとそんなに末越えの資金供給オペを打つ余地は無いので取っておいた方が利口のような気がする)とか、末初だけ取るとその手前をショートファンディングで繋がないといけなくなるかもということで、そんなに上の札が入らなかった(平均が上にいるので最低限必要分だけは皆さん確保したのだと思います)のかなあという所です。

で、先日申し上げていた資金余剰月問題ですが、案の定資金余剰の影響が出てきて供給オペが減って来て、数字上は資金が減っている訳では無いのですがGCに関してはやや需給が変化してきたでござるの巻。15日の積み最終に向けて進捗も順調なので、コールレートは0.09%台での推移(昨日は0.099%と上昇してますが)となる中で資金偏在がこなれない為に今週に入ってGCが先週の0.105%水準からやや上昇して0.015%レベルになっているようでございますな。同じ文脈ですが、昨日は国債買現先は0.11%に上昇してますし、共通担保オペの3/25エンドも0.11%按分となっておりまして、まー今後余剰気味で推移する中でオペが打ちにくくなるのでレートは確りするかもしれませんなあという感じですか。

ということで、GCレートとかっていうのは別に当座預金残高が16兆になったから低下するとか14兆になったから上昇するとかいうものでも無いのでありまして、当座預金残高にそんなに注目されても困りますがなって思うのでございますが、まーこればっかりは100回説明をされるよりも1回資金需給の表を自分で作ってオペ予想をした方が理解が早く進むと思いますが、別にマニア以外には全く推奨しませんので念の為(^^)。

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2010/03/03

○国債保有が少し足伸び気味な件について

2月は見事な反復横飛び、というよりはメタボのオッサンがヨタヨタと左右に動きましたという感じの相場でしたが、その間に日銀に打ちこまれた中長期債の集計結果がいつものように出てました。
http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/mei/mei1002.htm

例によって例の如くあたくしの手元にあるエクセル様に数値を貼り付けて前月比の数値をヘコヘコ計算させて手元でヘコヘコ集計しているという人力にも程がある集計ベースなので以下の計算間違ってたらごみんなさいと先にヘッジクローズを入れておきますが。

今月は残存1年〜2年で増えた額面が2060億円とやや少ないのですけれども、月の頭には残存1年超で月末には残存1年未満になっている2年277回の残高が1054億円増えている分がある(ので2月末ベースで見ると残存1年未満が4346億円増えている格好になっている)ので、まあそこを加味すると3114億円の増加という結果。

基本的に下げ相場の時は長目のものが入り易くなるのですけれども、まあ従来のベースからすると相場がレンジだった割には長いモノが入りましたなあという感じでござんして、基本的に先月の相場が長めの所が重そうにしていたことや短い所の需給が比較的良好だった事を反映していると思うのですが、段々自然体でも長いモノが入り易くなってきていますねえという所にどういうインプリケーションがあるのかは良く判らん。こじつけようと思えばこじつけ可能だけどね。


○今月は財政が前年比大幅払い超な件について

益々マニアな話で恐縮。

http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/juqp/juqp1003.htm
日銀当座預金増減要因(2010年3月見込み)

財政の払い超が前年比10兆円上振れしてて、うち6.5兆円が「その他」要因でございますが、詳しくは財務省の方を見るあるヨロシある。

http://www.mof.go.jp/1c013.htm
財政資金対民間収支(対民収支)

3月見込みはこちら↓
http://www.mof.go.jp/taimin/2203a.pdf

こちらにございますように、今年は補正予算関連での払いとかが前年と違うパターンで入って来るので(日銀と財務省の見込み計数が違うのは恐らく政府預金の出入り分によるものではないかと勝手に想像する)、今月は絶賛資金余剰月になりまして、短資さんが昨日の夜発表した資金需給日足予想を見ると3月の国債償還超過に伴う財政大幅払い超となる23日以降に財政要因による資金大余剰日が連発していまして、一方で資金不足日がほとんどないというお洒落な状態。

さてこの結果何がどうなるのよという事に関しては最早マニアにも程がある話なので以下割愛。世の中に100人くらいはいる(日銀も含めて^^)と思われるものの昨今の金融市場環境で絶滅危惧種に指定されているのに(嘘)ワシントン条約で保護されてない(本当^^)金融調節マニアの皆様だけさて今月の調節どうするんでしょうねえと話題にするネタなんですよね。

・・・ネタ無しだからと言ってマニアネタを書くなですかそうですか(汗)


○GCが相変わらず極端な件について

先週はGCレートが高い(ったって0.125%とかですが)とかいう話をこちらにちょいと書いたと思いますが、金曜の後場あたりから低下したGCレートは何でそう勢い付くのか知らんけど月曜には威勢良く低下しまして最後は0.105%ビット(=資金運用希望レート)とかまたまた素敵な低下。余っている時の地合いと足りない時の地合いの差が極端過ぎてまるで最近の関東地方の気温のようです(おおげさ)。

まあ3月に入っても当座預金残高を16兆円台(先日1.6兆とか書いたのはタイポですすいませんすいません)キープの調節して、その上財政の揚げ超にぶつけて供給すりゃあオペが沢山入ってレートも下がるわなとか思っていましたら、コールレートが0.09%に下がって昨日の加重平均は0.091%まで低下。そら金余るわな。

で、さすがに足元が下がったので引いたのかどうか知りませんが、昨日は国債買現先を6000億円に減額してきて、今日の当座預金残高は今の所14.5兆円程度になりそうな所まで削って来ました。ただまあ昨日は足元の好需給を反映しまして期末越えの共通担保資金供給の足切りは0.10%で平均0.104%と平和に推移しておりますが、あまり当座預金残高を削ると今度はまたGCの金の回りが悪くなるでしょうし、はてさてどういうオペレーションになるのやらという事に関しても世の中の調節マニアが絶滅危惧種でしたね、どうもすいません。

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2010/03/01

○GCがあっさり落ち着きましたが・・・

金曜のGCレートはあっさり落ち着きまして最終的には0.105-0.11レベルに低下したようで、あたくし的予想より半日ほど早くレートが落ち着きました。金曜はトムスタートの共通担保オペが1.2兆円実施されて、1日の当座預金残高が現在の予想ベースで1.6兆円に乗るペースとなりまして、26日よりも当座預金残高を積み上げるような調節になったのがやや予想よりも多目の供給だった事から、GCの市場調達分が充足されてレートが低下したみたいですね。

とまあレートが低下したのはほうほうそうですかという感じなのですけれども、微妙にアレなのは例によって例の如くGCレートに対してで見ると資金供給が後追いになっている感じがする所でしありまする。毎度申し上げているように、GCレートって先日付で動くので金利が上がりだしてからコールレートに影響するまで若干のタイムラグがあり、ついでに言うとモノ日が絡んで来てレートが上昇すると約定日ベースでそのモノ日を通過しないと出し手が出し渋り(出す金が無い訳は無いのですが、出し手の頭数が少ないので、ちょっと需給がタイトになるとレートを上げようとする)ますというように、(昔の)無担保コール翌日物のように調節にビビットに反応してくれないのがGCレートなのであります。

まあ市場機能重視らしいので今の調節はそういうやり方になるのでしょうけれども、GCだけで言えばレートが上昇してきてから供給を多目にすると、そのタイムラグの関係上レートが下がるのに時間が掛かる上に、下がり出した頃には出し過ぎになってしまうという罠がございますので、足元GCだけ振れるという妙な展開になるかなあとも思われます。現在みたいに上がって0.125%とかであれば、まあ3か月TBの利回りが0.12%前後で推移する程度なので気にしませんよってえ所なのでしょうけれども、1月の調節ではGCを抑え込んで0.105%で張り付かせる調節をするのかなあと思わせてくれる場面もあったので、どうも調節スタンスがよー判らん所ではございまする。

#毎度毎度調節の超細かいマニア話ですいませんが備忘メモなので

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2010/02/26

○GCレートが相変わらず微妙に下がらない件について

昨日も微妙にGCレート堅調。日銀の資金供給オペ自体は木曜の財政要因が事前の市場予想よりも8000億円程度上振れとなったこともあって、当座預金残高は15兆円台後半で推移していますし、朝8時発表ベースの準備預金残高予想値は11兆円近辺でこれまた安定的に推移していますので、1月後半の実績から行けば「資金が結構ありますよ」という状態になっている筈なのですけれども、どこがどういう具合なのか良く判らんのですけれども、資金の偏在が起きているのではないかという印象。

つまりですな、オペ残自体もそんなに変っている訳でもなく、かつ当座預金残高もきちんとあるという状態でして、普通に考えるとどこかに金がある筈なのですが、何故か足元では微妙にGCレートが強いという状態になっているのが不思議っちゃあ不思議なのでありまして、まーこれは市場の全部の人達の懐具合が判らないと話にならないのでこうやってうだうだ書いていても結論は出てこないのですが(−−;まあ不思議だなあと。

一方でTBは3か月の入札が0.12%に上昇したけど別に下を叩いたり在庫を投げたりという人はいる訳でもなく(というか普通いないわ)、CPのレートは相変わらず低いですし、特に長めの方が安定して低いというチャーミングな状況にありますので、これは単に足元要因であって、約定ベースで月末を抜けたら下がるのかとは思いますが、ここから先3月23日の財政大量払い超と期末がありますので、その前に不安定化するのもどうかと思うので来週の動きは注意っすかね。まあ普通に考えれば落ち着くのですけれども。

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2010/02/25

○GCレートなどが微妙に上昇している件について

昨日の3か月TBの落札結果。
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/tbill/tbillnyusatu/resul220224.htm

(3)募入最低価格 99円96銭9厘0毛
(募入最高利回り)
(0.1243%)

(5)募入平均価格 99円96銭9厘4毛
(募入平均利回り )
(0.1227%)

・・・・・ここもと0.12%割れで推移していたのですが、昨日は0.12%乗せの水準。いやまあ超ミクロの世界で細けぇこたあいいんだよ!と言われてしまいますともう土下座するしか無いのですが(笑)、これはまあ足元でGCレートが0.115%だの0.120%だのという水準に上昇している事と関係が無いとは言えないでしょという感じです。

えーっと、今回の積み期間は財政払超の積み最終日を抜けた所(積みの最初のあたり)では当座預金残高が16.5兆円だったのですが、先週末の財政揚げ超の所から15.5兆円レベルに下げてきて、今週になってから15兆円ちょい程度のレベルになるという推移なんですが、当座預金残高をその辺の水準におく中でトムスタートの共通担保供給が打たれない(いやまあ無くても15兆円コースだったのですが、もしかしたらトム打って16兆円に戻して来るのかなとか思う中でオペが無いとちょっと残念感が)とかで、ちょっとGC市場での売り(資金調達)が増えましたねという所でしょうか。

まーGCちゅうのも参加者限定状態の市場で、両サイドともいつものメンバーでいつもの方向での細かい市場で、まあそのロットも結構ございますので結局の所は日銀の資金供給状況次第の面が強い訳ですが、そんな中で何故か知らんが市場機能が大事だとか仰せなので、結果としてオペの打ち方を見ながらああでもないこうでもないという動きになるんでしょうな。

しかし3月入る前に足元上がるような感じで良いのかねという気は若干する。まあさすがに昨日の3月29日エンドという使いにくそうなオペの落札金利は0.11%按分でしたが、そんなオペでも0.11%なのねえという気もするし・・・・

#と、超マニア向けですいません

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2010/02/18

○その他市場など雑感

・短国入札とか

昨日の3か月TBは0.118%レベルとあたくし的にはあらまそんなに強くなかったのねという感じですが、まあどうせ売れていくでしょうからあまりキニシナイ。ただちょっと気になったのは昨日のオペでスポットスタートが共通担保指値オペ8000億円だけで、今日トムスタートのオペが1.6兆円位打たないと当座預金残高16.5兆円コースにならない点。

まあ明日の場合財政揚げ超で資金不足になる所でありますので、別に16.5兆円にしなくても余剰感は変わらないような気もしますが、多分出しが少ないと何か考える人も出るかもしれず(全然反応しないかもしれないけど)、その辺のオペの打ち方と市場の反応をちょっとだけ気にするのだ。ただまあその前からトムスポのGCが落ち着いていれば特に問題無いかもしれませんので気にし過ぎだとは思うのだが・・・・

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2010/02/16

・GCレート当然ながら低下ですが

昨日は約定ベースで15日になったのでGCレートは当然の如く低下。おまけに昨日は当座預金残高を17兆円近く(昨日の速報時点で16.8兆円)に持って行くわ、今日の当座預金残高も現在の予想時点で16.5兆円となりまして、明日も今の時点で16兆円レベルに持って行ってます(明日の日銀券と財政需給は上田八木短資予想ベース)ので、そもそも当座預金残高をやや多めに持って行っている感じです。

つーこともありまして、オペによる供給ロットは減っているのでオペレートがまだ0.11%レベルなのですが、GCそのものは低下という感じになっておりまして、まあ結構な話ではないかと。ここで当座預金残高をキープとかやらかしていると、供給オペのロットがもうちょっと減る事になっていたので、中々GCが下がらなかったかもしれませんので、その辺りは考慮したオペの打ち方なのかなあという気も。まあ実際にどのあたりを考慮してるのかはよー知らんが(^^)。

ま、先週のレート上昇で「オペの供給が消極的」とか言われだした所でもありますので、ここで当座預金残高が増えた(実際のテクニカルな話をすれば資金余剰を抜けたので、ちゃんとトン調節に拘らない供給をすればまあ当然残高は増えるのですが・・・・・)のは「見せ方」としては宜しかったのではないかと思料。20日(というか22日)を跨ぐ共通担保も多めで無駄に短いオペが少ないのもまずまずなのかな。

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2010/02/10

○まだ0.11%台ではございましたが

昨日の3か月TB入札結果
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/tbill/tbillnyusatu/resul220209.htm

(3)募入最低価格 99円97銭0厘5毛
(募入最高利回り)(0.1183%)

(5)募入平均価格 99円97銭0厘7毛
(募入平均利回り )(0.1175%)

・・・・ということで資金余剰感爆発でGCレートがベタベタになって、あたくしが「先生!うちの短期市場ちゃんが」とか言ってた先々週(1/27)の3か月TB入札では平均0.1112%という素敵なレートになりました(で、先週は平均0.1138%でしたが足切りも0.1138%でした)が、今週は昨日書いたように、と思ったら何と日経朝刊のマーケット面でも「日銀の資金供給鈍化 短期金利、一部で上昇」という記事が出てたようですが(日経読まないから人から聞いて知ったのがアホウな所ですが)、まあ今週の共通担保期落ち祭りに対応してやや足元GCの市場調達ウェイトが上がってGCレートが上昇した事を反映してレートが上昇でござるの巻となったようですな。昨日の新型指値オペの応札も増えて按分減ってたから「超低金利」のニーズも相対的に増えたということですな。

まーこの前からしつこく書いておりますが、2月は月初に財政の揚げ(主に法人税納税)で大きな財政揚げ超があって(5日には10年国債発行で2兆以上の揚げ超もある)、第1週の大幅資金不足に対応してオペが結構な勢いで打たれていたので、資金調達サイドがオペでのファンディングをしやすくなり、結果として市場での要調達額が軽くなって、GCレートが0.105%だのオペレートが0.10%だので安定しておった訳ですな。で、その間のスタンスが割と安定してましたし、1月は無担保コールの月中平均金利が0.10%を堂々割り込みましたが特にキニシナイという感じでしたから、市場的には「ああやっと日銀はGCなどを下限で張り付けるような運用をするようになったのね」というイメージを持った所だったんですなこれが。

ところが、15日の4兆円資金余剰を前にしての今週のオペ期落ち祭りに対応しての動きは、まあそこまでバンバカロールしてくる訳でもなく、普通に4兆円とかのコブを削りに行く動きになっているので、まあ市場的には肩透かしというか期待空振り感で、ああ結局変わっていないのねという話になってしまったんでしょうな。

#先週変な未達オペを打って、資金需給下振れ分を埋めきれなかった為にそれが早く来たというのはありますが

資金余剰月と資金不足月だと同じ当座預金残高でも(結局のところオペでの資金調達がメインなので)資金供給オペの量が違ってきますので、資金余剰月の方が逼迫感が高いという「余剰月の方が市場の資金繰りはタイト」というもはや達人の禅問答の域に達するようなお話なのではありますが、オペレーションそのものが淡々と当座預金残高水準を維持するような感じで実行されていく中では、資金不足時期になるとレートがベタベタになって、余剰時期になるとちょっとしたことでGCが0.12%辺りまで上昇というような動きが当面続くという事になるんでしょうかね。まあその間の動きは別に「超低金利」の一環だと言われてしまえばああそうですかとしか申し上げようが無いのでございますが、ターム物金利を誘導という話をしてた筈なので、足元をもっと押さえ付けなくて良いのかねというツッコミは飛んでこないのかという懸念も少々。

#まあ微妙ですが、資金不足シーズンで当座預金残高15兆円だと結構な余剰感が出るというのは今回の動きで見えてきましたな。うんうん。


しかしまあ微妙に不思議なんすが、昨日の日経記事の幹部発言によれば緩和状態を評価する尺度は「量では無く、あくまで金利動向」(2月9日日経本紙マーケット面の記事「マーケットウォッチャー」欄より)だそうなのですけれども、では尚更足元のGCレートが上昇した件はどうなのよという感じではありますけどね。まあカレンダーベースで15日になればGCどうせ下がりますからそこまで目くじら立てないという事なんでしょ、という風に普通に考えると理解されると存じます。結局1月の間じゅう「おお!日銀のスタンスが一段と資金じゃぶじゃぶモードにして短期市場ちゃんを瀕死状態に持って行っているわ!!」と思って動いていた皆さん(ええ勿論あたくしも思ってましたが何か?)期待を思いっきり外されてプギャーと言った所でございますな。

とは申しましても、まだ3MTBの落札利回りは0.11%台なのでありまして、12月の0.12%台よりは低い水準にいますし、新型オペ実施のアナウンスや物価安定の理解の明確化を出す前の11月以前の0.14%〜0.16%という水準からはきっちりと低い水準にある訳ですから、まあ細けぇこと言うなよとゆーのが日銀様の思う所なのではないかと妄想成分を入れながら好き勝手に邪推するあたくしでした。

#まあベタベタで全く動かないよりはちったあ動いた方がポジショントーク的には助かるのですけれども

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2010/02/09

○GCレートが微妙に上昇している件について

昨日はレギュラー渡しが12日で積み最終の着地が近くなる所なのですが、15日に財政払い超(年金定時払いが主要因と思う)を控えて共通担保オペの期落ちが今週やたら多い事から、そもそもオペ期落ち分のロールニーズがある所に対して、15日跨ぎになるオペの実行が少ない為に市場調達が多いのと、15日が積み最終と財政の大きな払い超とぶつかる(のは偶数月の仕様ですけれども)事から、GCの資金出し手が着地を意識するというのもあって、レートが微妙に上昇でござるの巻。

先週半ばまではGCは0.105%に張り付くわ2月10日エンドの共通担保オペは未達になるわと余剰感爆発でしたが、未達で出せなかった分を減らした状態で走ったら今週のオペ期落ち祭りにぶつかって昨日は0.12%辺りまでGC上昇となという感じ(金曜とかは超足元のGC取り上がる人がいたみたいですが)でして、いやまあ自然体は自然体でも良いのでありますが、「やっぱりGCを0.105%に張り付ける訳ではないんですかそうですか」という認識になるとさすがに3か月TBを0.11%台前半定着とゆーのも何ですなという感じになりますので、はてさて日銀様の考えている「ターム物金利を低めに推移するように促す」という「低め」とはナンノコッチャという気はせんでもない。

まあそれで3か月TBの金利がどうなるかと言われましても、別にそんなに上昇する訳では無さそうなのはCPのレートが全然上がらないのを見ると(AA格のメーカー系さんだと相変わらず3か月で0.11%を割ったりギリギリだったりですから)、運用資金としての余剰感は別に全く変わっていないと思われる次第ですから、TBの利回りだって0.11%台前半だったのが0.11%台後半になるとか0.12%台前半になるとかその程度のミクロの世界でありますが(^^)、そうは言っても先日の「うちの短期市場ちゃんが息をしていないの!」状態から一応何となく反応はしている程度の状況になるので、まあそれはそれで良い話(なのかどうかは知らんが)。

つまりですな、ターム物レートをどうのこうのという話が、本当に0.10%に向けてターム物金利をベタベタに下げに行くのか、それとも0.10%〜0.13%程度のTB3か月物金利だったら総じて言えば低金利であることには変わりは無いのだから、その辺は振れてよろしゅおすえという話なのかが、ど〜もオペ見てるとよー判らん部分があるのでございまして、いやまあ別にそんなの気にするのは短期村の一部の人達でありますからど〜でも良い(つーか曖昧にしておいた方が何かと便利でしょ^^)のですが、まあそういう状態ではありますなという感じです。

何度もしぶとく申し上げておりますが、GCレートを下限近辺でベタベタにしたければ、出来上がりの当座預金残高よりも、オペを安定してロールした方がレートは安定するのでありまする。ただそれをやっちゃうと、資金余剰時期と不足時期の間で当座預金残高が一定にならない(オペの量をある程度一定にすれば出来上がりは当然ぶれる)ので、一般世間様向けには分かり難いったらありゃしないというか、短期的な資金需給を反映しただけの当座預金残高の上げ下げをみて緩和だ引き締めだとか言い出すトンチキ講釈が出たりして政策運営的に微妙という所なんでしょうかね。

#しかしこう微妙に生殺しというか半殺しというかの状態はコマッタモンデ

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2010/02/08

○オペの足切りがまた0.11%になった件について(メモ)

金曜実施の資金供給オペはこの通り。

http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of100205.htm(オファー)
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba100205.htm(結果)

・・・・0.11%に上昇するわ応札は増えるわということですが、実は木曜の時点で(金曜に書かなくてすいません)オペレートやGCレートが上昇してまして、それまで堂々0.10%の按分が入りまくるわ、下手したら札割れするわというような中々香ばしい展開だったのが「ありゃ」という動きに。

で、そのありゃりゃなんですが、まあ冷静に考えますとありゃりゃでも何でもございませんでして、先週の大幅資金不足に対応して先週前半までは資金供給をバンバン実施していたのですが、そのオペの落ちが今週これまたバンバン設定されていまして、GCレポ取引とか先日付のオペとかは当然ながら先日付の資金需給を見ながら動く訳で、オペの落ちが多いと言う事は市場での要調達額もそれだけ多くなる(調達をギリギリまで粘れるかというと流動性リスク管理の観点からそう何でもかんでも粘れる訳ではない)ので、その分がオペの結果に反映しましたという話かと存じます。

#つまり、例の「資金不足時期の方がレートが下がる」という短期市場の人以外が聞いても蒟蒻問答よりも意味が判らない事象が発生しとる訳ですな

まー何か金利を押さえ付けようとしているのか押さえ付けないで市場機能とやらを生かそうとしているのかよー判らん調節ですなあという感じですが、落ち着かせたいのならば、市場の資金需給はともかくとしてコンスタントにオペ打った方がよさそうな気がするんだが。つまり今の短期市場での資金調達主体って債券ディーラーとかで、国債発行関係以外の財政要因で資金繰りがそんなにぶれないと思われるので、GCレートを気にするとなると、昔からのインターバンク需給とまた別の視点が必要な気がしますが、正直言ってよーわからん。

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2010/02/03

虫の息の市場でもネタは尽きないもんですな。

○共通担保オペが札割れとな

以下思いっきりマニアネタなので以下の内容で書いている話は皆様の周囲にたぶん一人はいるマニアに聞くアルヨロシね。

昨日のオペオファー
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of100202.htm

その結果
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba100202.htm
共通担保オペの2月10日エンド分に傾注!

えーっと、CPとか社債とかみたいな特定市場対象のオペですと札割れというのも「まあその市場の需給関係で」という話になるのですが、何せモノが共通担保オペですので、なんちゃら市場の需給問題によりまして札割れみたいな話にならない所がお洒落なのであります。何と言う素敵な札割れ。

まず札割れの背景ですが、要するに1秒で言えば「その期間の資金ニーズが無い」という事なのですが、では何でその期間のニーズが無いかと言えば、今回の準備預金積み期間は進捗も順調で積み期間内の資金ニーズがそんなに高くなく、更に今月は15日に財政の払い超(年金定時払い)があるので、オペで取りたい資金はそこの資金需給のコブの部分の先に足が来るもの(15日の手前で落ちるオペが多くなるから)と相成りますので、いまさら10日エンドがイラナイという事で札が入らなかったという事ですな。

ついでに申し上げると、まあ市場の皆さんのコンセンサスがどこにあったのかはよー知らんですけれども、あたくしが昨日の朝時点で考えていたのは、今週に入って(前日の速報時点での想定ベースで)当座預金残高が1日が14.88兆円、2日が14.50兆円と足元の資金余剰感を背景に当座預金残高を削って来たように見えたので、昨日はトムスタートの資金供給オペを、3日の出来上がりで14.5兆円アラウンドになる1.4兆円程度打って来るものかと思ってまして(その時点で3日の資金需給予想は日銀から出ていないので、3日の資金需給予想は上田八木短資さんのデイリーレポートベースで計算)、そもそも2兆円の共通担保が多いなあとも思った訳ですよ。

3日は税揚げだからということで当座預金残高を再び15兆円に持って行こうとしたのかなあとは思うのと、昨日の引け時点で発表された日銀の資金需給予想が若干不足方向にぶれているので、その為に1兆円2本の供給になったのかとは思うのですけれども、しかしまあ大幅札割れとは何だかなあという感じです。



んーとですな、多分マーケット的には10日に落ちるオペへのニーズが無いというのは1日の共通担保オペでの12日エンド1兆円オファーの応札が減っていたあたりからも読めそうなので、いまさら10日エンド1兆円とか打たれると「まあイラネ」となるでしょうなあってえのは(ここまで札が無いというのは別として)想定できそうなもんなのですけれども、素で普通に供給する積りでオペを打ったのか、それとも札が割れそうなオペをわざと打って足元の資金余剰感を演出したかったのかは中の人のみが知るお話でありますな。どうなんすかね(棒読み)。

#同時に行われた3月3日エンドのオペは17920億円の応札ありましたから、足が先ならニーズがある訳です


でまあその大幅札割れもさることながら、応札6020億円に対して落札2020億円となっていて、脚注にある『応札レート(貸付利率)0.03%以下は不採用としました。』というのがまた素敵なのであります。

4000億円0.03%で入れた人がいるという事ですが、どこか1社(1行?)が0.03%などというギャグのような応札をしたという話になる訳でございますが、預金ファシリティの金利が0.10%というのもさることながら、前日(1日)の無担保コール翌日物の最低金利(日銀公表ベース)が0.07%なのでありまして、それよりも激しく低いレートでの応札とはこれまた良い感じでオペに対しての抗議活動っぽくてもうメロメロでございますわよ奥様♪

まあ即ち「こんなオペに資金ニーズは無いので0.03%だったら入れてやるわいヴォケ」という意思表示を応札レートで示したという事であるかと存じます次第でありまして、中々楽しいお話ではございますな。何せ日銀のオペで未達になったからと言っても、別に日銀は全部の応札を募入にする義務は規定上1ミリも無いのでありまして、そもそも預金ファシリティの存在がある以上、建前上預金ファシリティより安い金利での募入というのは(瞬間的にあからさまな補助金状態になるから)できんでしょというのは自明(ちなみに全然別の話ですけれども、国債入札でも同じなので、未達になりそうだからと言って1円とかで応札するのは大きい葛籠を持ち帰る欲張り爺さんであります)。

つーことで、まあ中々これは素敵な応札ですねという話でありますけれども(実はまあ以前からオペの落札が0.10%一本値の筈なのに按分比率が微妙に合わない事案はあって、0.10%より下の札を入れている人がいるなあとは思っていたのですが、0.10%までで供給予定額が充足されていたので不採用がどうのこうのという話にならなかった)、これがオペに対する悪態活動の一環として実施されているのではなく、素で「今日のオペは流れそうだから0.03%も入るかなあ」とか思って応札してたらこれまた痛い話で、オペ規定を百万回読むべきではないかと思うのでありますが、はてさてこの辺の事情はどうだったんでしょうかねえ、いやまあ中の人じゃないから判らんけど。

ちなみに、12月1日にも共通担保資金供給オペで0.09%以下の応札がありましたけれども、この日はご存じのように臨時金融政策決定会合の招集がありましたので、もしかして利下げがあるかもしれないという意識から下の札を入れたというのは話としては大変リーズナブルな所でありますが、今回の場合は別にあのその10日までに利下げがある可能性はまあ無いですし(つーかそういう意識があったら3月3日エンドの方のオペに札が集まりませんわな)、まあ単に「その期間の金はイラネ」というお話で、0.03%という勇者レートの応札がありましたねという話ではないかと思われます。


しかしこれで「共通担保オペが札割れすると言う事はオペ手段としてもっと長期のオペを行わないと「広い意味での量的緩和」が出来ないではありませんか」という話になって来るとこれまたセクシーなのでありまして、そうなった場合は当然ながら「より長い資金供給&札割れ懸念なし」と言えばそれはもう輪番オペですよ先生という事になって来るというものでありまして(^^)、思わぬ所から輪番拡大論議になったりするとこれまた実にお洒落な展開ではありませんか♪

#まあそんな話になるかどうかは知らんが

まあ何はともあれ虫の息で殺伐とする元気もない短期市場に一陣の風と健やかな笑いを提供してくれた昨日のオペでありました。



○月初第2営業日恒例の計表から

http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/mei/mei1001.htm
日本銀行が保有する国債の銘柄別残高

1月末時点での数字が出たのでヘコヘコ手元のエクセルちゃんで集計したのでございますが、今回は前月比17626億円増えている中で1年から2年のゾーンで4766億円の増加となっておりまして、概ね通常ペースの入り方になっているかと思われます。

まあ本来は日銀保有銘柄の平均デュレーションがどうなっているとか、今後の償還ペースと増加ペースがどう読めるかというような分析をちゃんとしないといけないのですが、そーゆー分析は本職の人達がちゃんとやっていると思われますので(というか月イチ作業とは言え、データ見てヘコヘココピペする程度の手間では済まなさそうなのでやる気が湧かないというのが正直な所ですどうもすいませんすいません)、輪番のシミュレーションは本職の方に願います(こら)。

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2010/02/01

日米金利差で為替がどうのこうのとかって直先スプレッドに影響するのは判るが、スポット価格の変動の理由に使う理屈がさっぱる判らんのだ。しかし最近は短期金利差どころか長期国債入札まで金利差ネタにするというのはもっと判らん。

んでもって、金融政策の話を為替系の何とかストがレポート書いてるの時々見るのだが、これがまたちょっとおまえそりゃ如何なものかいなというクオリティのものが大杉勝男でありまして、おまいら月に向かって飛んでしまえとか思うのでありますがどうでもいいですかそうですか。

と、ひとしきり悪態をついた所でまずは市場雑談から。


○うちの短期市場ちゃんが(ry

えーっとまあ今に始まった事ではないのですが、足元の資金余剰モードは素敵な状態でありまして、先週の3か月TB入札はこの前申し上げたように0.11%台前半まで突っ込んでしまいましたし、GCは延々と0.105%ですし、CPレートは期内もので高格付けのメーカーさんとかでも0.11%行くか行かないか(つまり0.11%割れとか)という有様。

んでもって昨日ちょっと申し上げましたが、1月は無担保コール翌日物の加重平均金利の月中平均値が0.10%を割り込んだ訳だが、これは何ですのと申しますと、コール市場での資金放出者の過半数(金額ベース)がよーするに0.10%を割るレートで放出しているということになる訳でありますが、そもそも所要準備預金以外の当座預金には0.10%の付利が行われておりますのでありまして、銀行とか証券とか短資とかは当座預金に放り込んでおけば0.10%で付利される事から、普通に考えた場合にはわざわざ0.10%を切って無担保コールに資金を放出する意味は無いざますので、そーゆーレートで資金放出を行っているのは、生損保、投資信託、年金という所になると思います。

で、その平均って歴月ベースの12月まではまあ何とか0.10%以上をキープしていたのですが、1月になって割ったということは、無担保コール市場の(残高ちゃんと見てないで言うのも何ですが)取引が益々「うちのコール市場ちゃんが息をしていないの!(AA略)」状態になっているという事でしょうな。

でもって、GCレートはターム物供給が増えたのが効を奏して足元のファンディングが軽くなった(ターム物オペが増えたのでターム調達にシフトできた)ので足元で時々動いたりするようなことも無くなり、すっかり0.105%でベタベタになっておりますというのは先日も申し上げた通りでございますが、GC安定が効いたのか単に足元の資金余剰を反映したのか知りませんがTBも上記のように低下と。

あとまあ昨日は毎度の固定金利オペの応札総額が減って按分が増えたのがベンダーネタになっていました(昨日の応札が46740億円でその前の先週月曜の応札が59918億円)が、足が4月30日だから使いにくい(どうせなら大型連休越えの方が良い)というのもあると思いますけれども、そもそもこのオペはロール前提と理解してますので、それはそんなに気にせんでもとは思いまして、まあそれよりも全般的な金利の低下によって、ターム物のオペでも0.10%按分が定着し、按分比率もそこそこ高くなってきたので、別に指値オペに入れなくても他のオペでも0.10%取れるからそんなにガツガツしなくても良いですか状態になったんじゃないかなと思うのであります。

まあ何ですな、感覚的には14日とか15日位から落ち着きが見えて来て、その翌週の火曜の2MTB入札が強くて金余りですなあという感じになって、その週から金余り傾向が鮮明になって、先週の動きで止めを差しましたという感じでしょうか。


・・・・ということで、先生!うちの短期市場ちゃんが(ryの第2弾が到来という感じでありますが、いやまあターム物金利を低い水準に誘導するって12月1日の会合で堂々宣言しているのですから、そりゃまあ市場が虫の息になるのは政策効果として当然なのでありますが、更に暗黒感が強まって来ましたという感じではございます。

#最近長い所も暗黒化の傾向があるんじゃないっすか??

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2010/01/28

○ということで短国レート低下キタコレ

昨日の3MTB(もう割引短期国債全部償還になったんだからTDBっていうの止めてTBに戻しませんか皆様??)入札結果はこの有様。

http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/tbill/tbillnyusatu/resul220127.htm

(1)応募額 30兆4,311億円

(3)募入最低価格 99円97銭3厘5毛
(募入最高利回り)(0.1125%)

(5)募入平均価格 99円97銭3厘8毛
(募入平均利回り)(0.1112%)

・・・・(;∀;)イイハナシダナー

えーっとですな、何がどうなっているのか良く判らんのですが、お金様が短い所にワサワサとやって来ておられるようで、GCレートは0.105%(もしかすると0.10%も)でベタベタだわ、新発CPレートはこれまた電力会社さんなどの超優良発行体扱いされているネームだと期内もので0.11%を堂々割り込んでおられますし、まあ過去ゼロ金利政策実施や量的緩和政策実施の際に、本当にベタベタになる前段階があって、それから一段低下して短期市場暗黒時代が到来するのですけれども、今回のまあ量の目標は無いけどターム物金利下げましょう「広義の量的緩和」(ってナンジャソリャという気はする用語だが)攻撃の効果が出て参りました。

いやまあ短期市場暗黒時代になっても、その政策実施効果によって回復が速くなって、結果として再び市場が回復してくれれば良いのですが、中途半端に生殺し状態で暗黒状態にされた挙句に回復が遅れるとなりますとこれがまた困る訳ですな。長くなるとまたまた市場関係者が離散してしまう訳でして、大体からして直近の金利復活時代だって既に金利が動いている時代を知っているのが年寄り(含むあたくし)だらけで、若い衆の頭の中が金利が動かないとか流動性はいつでも大丈夫とか思ってねえかコレっていうような市場のアクションを見て微妙なテイストを感じたのですが、ここで暗黒時代が長くなると本当の本当に人とノウハウが離散しちゃいますので、まあ可及的速やかに景気が回復して頂きたく存じます次第なのですけれどもね。

まあ米国の回復が偽りの回復で無く、エマージングバブルがもうちょっと続くとか、バブルじゃなくてマジでしたちゃんちゃんという楽しい結論になることを強く希求するものであります(^^)。

#短期市場の暗黒度を暗黒阪神(過去形)や暗黒広島(現在進行形)と比較するのは馬鹿話ネタとしては使えそうですな(あほ)

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2010/01/26

○やっとショートファンディング推奨スキームでは無くなり

昨日の資金供給オペで国債買現先のS/N取引の供給額がゼロになりました。ネタの無い短期市場ニュースには干天の慈雨の如き事案だったので「1年2か月ぶりにスポネ買現先をゼロに」というニュースになっていましたが、実はスポネの買現先が4000億円減っている間に同時に実行しているスポットスタートの1週間物買現先を6000億円から8000億円に増額してまして、このオペが毎日8000億円になりますと1日あたり2000億円増えるので、5日間で1兆円増えますから実は差引で4000億円のオペ増額となるのです(^^)。

だいたい当座預金残高が15兆円位をキープするような調節を実施しているのですが、共通担保オペの残高が(ちゃんと計算してないからアレなのですが)固定金利物(新型オペ)も含めて増えた分国債買現先が減った格好になったような感じになるのかな。まあ後でちゃんと計算してみますが、ここもと共通担保オペをターム物でコンスタントに打ってきているので、ターム調達が安定化してきて、結果的に足元でのショートファンディングが減り、足元のGCレートが安定してきて国債買現先のスポネ供給を減らしても良くなったという事ですな。

まあそもそも常々申し上げておりましたように、GCレートを安定させたいというのであれば、GCで資金を取る人の調達を安定化させるようなオペを打つべきでありまして、スポネの買現先だのトモネの共通担保資金供給だのというような足の短いオペばかり打っているとどうしても(結局のところファンディングは日銀オペに依存しているという現実がある以上)ショートファンディングに調達サイドが傾く事になって、モノ日のようなイベントが発生する傍からレートが不安定になり、不安定な状態が続くとプレミアムが乗りやすくなってしまうという悪循環になります。従ってそーゆー点では現在のようなオペレーションを打っていれば、GCの資金調達サイドの足元での要調達額が軽くなり、結果としてレートは安定するわ、コマネズミのようにオペを頻繁に出し入れしなくて済むわと皆さんハッピーな展開になるのでございます。

ただ、まあ1月から2月第1週までは資金需給上不足なので、それを埋めるために資金供給を打ちやすいという技術的な面もありまして、これが資金余剰シーズンでもある程度足元の調達が軽くなるようなオペレーションを実施していけばGCはこのまま安定して3か月などのTBの金利も安定する(ので増発上等となる^^)んじゃネーノと思う次第であります。

本来はこーゆー感じでターム中心で打つのは年末月でもある12月からやって下さいなという感じなんですが(12月はスポネで2兆だの、末初オペだけで4兆だのという調達を足元に傾斜しろと言わんばかりのオペでしたわな)、まあ12月の時点では「新型オペの実施をした」という事で、その政策決定が多分に「他市場やら一般向けアピールを狙った」ものであった面が強く(じゃなかったらヤマダ電機の特売チラシみたいな「超低金利」などというチラシじゃなかった説明ペーパーとか出てこないわな^^)、その点で言えば「ほらこんなに資金供給をしましたよ!!!」というのを見せつける必要もあったと思います。

つまりですな、ターム供給を行うよりは翌日物供給をロールした方が見た目の資金供給オペの実施額は増えるのでありまして、特に為替市場あたりへのアピールを考えた場合、「とにかく沢山資金供給をしてますよ!!!!!!」と見せつけるという効果を考えれば、地味にターム物供給でターム物金利を押し下げるよりは、とにかく目立つ形で資金供給をしたように見せる方が重要というのもヒジョーに良く判る話でもありまして、そっちを重視したという事なのでしょうかねえ、と勝手に想像。

ただし、本来はターム物下げるという意味ではGCレートを低位安定させた方が効くので、供給は足元で派手派手に行うのではなくてターム物をじっくり出した方が良い(さっきから書いているように)のでありますが、一旦足元を派手派手に出しちゃいますと、ターム供給にシフトしていく時に足元の供給をバランス上減らす事になるのですが、その時に他市場辺りから「供給を減らした」と言われて変な反応が起きるのは「アピール政策」をやっている時としては本意では無いにも程があるとゆー事ですから、まあ(12月は資金余剰で元々タームではなくてぶつ切りオペになっていたというのもありますが)ほとぼりが冷めるまで足元派手派手供給(実際は今の方が緩和感が高いのだが、オペの総額に目が行きやすい短期村の外側じゃあ気がつかんわな)を行っていたというのであれば、調節担当大勝利という所ではないかと思います。

・・・と勝手に想像してますが、これが単に12月は資金需給のコブが沢山ある上に末初だけ供給したかったからぶつ切りオペになり、現在は2月第1週の資金不足に向けて供給しているからこうなっているというだけの事だったら、色々深読みしたのが全部空振りとなる俺様涙目ですな(−−)

まあ何にせよ、ターム物が増えてショートファンディング傾向が軽くなっているのはGCレートの安定からターム物とか3か月とか金利の安定にとって非常に良い傾向でございます。

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2010/01/21

○輪番オペでやたら強い所まで落札

昨日のオペオファー
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of100120.htm

で、その結果
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba100120.htm

結果の方の上から4番目に何か桁が全然違う表示があると存じますが、残存1年以内対象の輪番オペで最高落札利回り格差が▲0.129%となりました。最初見た時に桁間違いかと目をゴシゴシやったのはあたくしだけではありますまいて(^^)。

確か残存1年ゾーンの銘柄の一昨日のBB引けが0.13%とかだったので、この数字というのは要するに「出来上がり0.001%で応札したら堂々の落札」という話でありますので、落札した人ウハウハでございますが、まあ無駄と判っていてもラッキー札は差しておくべきであるというお話ではありますな。

じゃあこの結果に何か凄いインプリケーションがあるかと言うと、いやまあこじつければ色々とあるのかも知れませんけれども、よーするに業者の在庫が軽くて、別にまあ昨日のオペにしても、前場の時点で残存1年近辺って堅調は堅調ですけれども、5糸強から1毛強あたりがオファーサイドだと思われますので、普通に輪番に入れようと思えば別に出来上がり0.001%などというお洒落な札じゃなくても入れられたのですが、ここもと短い所の買いニーズも強いみたいだし、在庫も軽いしということで、別にちょっと強い程度の所で輪番に入れなくても良いやって感じだったのかと存じます。

で、そういう人が多かったのでこんな結果になったという事では無いかと思います。

ちなみに、輪番札割れって前もあった(今回は札割れではないが似たようなもん)よなあと思ってちょっと調べてみたら前回は2006年2月22日に堂々の輪番札割れがあったんですね。

昔懐かしい前回の輪番札割れ
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba060222.htm

その時の駄文
http://www.h5.dion.ne.jp/~bond7743/mitoushi05-02.html#mitoushi060223

まー結局単に相場付きのアヤでたまにこういう事が起きるのですが、2006年の札割れが9年半ぶりとかなのですけれども、まあそれはそれとして、時々札割れに近いような事が起きるのはその前にもあったのですけれども、ある時(すっかり忘れた)輪番が札割れ近くなってやたら強い所まで札が入った時に、あたくしの冗談札が入ってラッキーと思ってたら後場の寄りから相場がちゃっかり強くなって結局同値だか踏みで買い戻してしょぼーんとなった事があったなあ(遠い目)とか思うアタクシなのでありました(^^)。

でね、今回の輪番札割れですけれども、じゃあ今後札割れするかと言えば、まあ次回以降「ラッキー札は入れておくべき」というご教訓を思い出した人達がラッキー札を入れて来るので、暫く札割れはしない(前回の札割れの時も同じ現象が起きたと記憶している)でしょう。まあ人の記憶からそういうご教訓が抜けるのに4年くらい掛かるという事が今般のインプリケーションちゃあインプリケーションなのでありますな(嘘)、つまり、バブルがどうのこうのという教訓が抜けるのに大体4年という事も言える訳で(超大嘘^^)。

それとですな、これはまあテクニカルというかトリッキーな話になるのですけれども(^^)、資金供給オペと吸収オペっていうのは、それぞれ落札金利の下限と上限が日銀の預金および貸出ファシリティ(預金ファシリティは今の所常設じゃないので常設ファシリティとは書かない)レート、つまり資金供給の下限が0.10%で資金吸収の上限が0.25%(ではなく0.30%ですね、単なる間違え)になるのですが、国債売買系のオペの場合は、落札の出来上がり売却レートが0%以下(0%を含む)というのが却下される(というか昔は間違えて(利回り格差なのでボケていると間違える)0%以下レートの応札をすると日銀から電話が来たのだが最近はどうなんですかね)のですが、預金ファシリティの金利までは気にしないので、預金ファシリティの存在を勘案した場合の実質的なマイナス金利の応札が可能という事になりますわな。

と考えますと、まあ今後オペが札割れという懸念は普通に考えると無いという事になるかと存じます。コール誘導金利をゼロ金利状態にしていた時は、実質的なマイナス金利での応札もへったくれも無かったのですが、今回は預金ファシリティが存在するので実質的なマイナス金利応札が出来るので札割れというのは考えにくいという結論になるかと存じます。

つまり、国債売買系のオペでの資金供給(つまり国債買入と国庫短期証券買入)を使えばなんぼでも札割れ対策になるという事でもあって(いやまあ以前の量的緩和でも札割れ対策で短国買入を乱発しましたが)、しかも実質的なマイナスレートでもオペが打てるので調節のテクニカル的な意味では今回の方が使いやすいとも言えるのではないかと愚考するのでありました(^^)。

#またマニアネタを書いてしまいましたorz

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2010/01/15

○市場雑談を書こうと思ったけど時間が押して来たのでメモ

まあその前の部分もメモですが、まあ相変わらず金余りですなあというメモ。

何かよー知らんですけど、昨日はTBの期内償還とかの引値がちと強めに。まあ実態ベースにおいついただけとも言えますが、ここへきて引値(日本相互証券の引値は主要参加者の投票制度)が強くなっているというのは、よーするにTBに買いがやってきてるので、まーしょーがねっかという感じで強くしてきたのかなあと勝手に妄想。CPのレートとかも相変わらず低いですし、まあ1年以内という所で言えば一般債の銘柄間格差も(BBB以下になるといきなり段差が付きますが)絶賛圧縮中なのは継続という感じですし、まあ潰さないといけない短期資金が湧いて来たんでしょうかねえと、昨日の続きみたいですけれども。

ということで、ここの資金がどういうルートでやってきたのかがよー判らんのですけれども、最近ちと短期の方には金が余ってる感があって、その資金が短期に留まるのか長い所に行くのかどうなのかなあとか思っておる次第です。

#ただの感想でスイマセン

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2010/01/14

○足元にお金がだいぶ溜まっているようで

昨日は毎度お馴染みの3か月TB入札。前回は年初1発目という事もあったのかまあ普通の入札になって平均落札と最低落札が0.01銭(利回りで0.1233/0.1237)の差だったのですが、今回は平均落札が0.1223%と前回よりもちゃっかり強くなってテールと0.05銭離れたと思ったら不明玉2兆近くだわショートカバーだか何だか知らんが0.12%までしっかり買われるわということで、まあ投資家のニーズが割と確りありましたねという感じです。0.125%じゃないと買わないとかセコイ事を言い続けて結局上を踏むことなる欲張りさんプギャーって感じですな。まあ、特に資金の所ってゆーのは普段は細かい事をうだうだ言っていても、「潰さないといけないキャッシュ」というのが出てくるといきなりそれを踏み潰してしまうの巻になりますし、そもそも短期資金取引って投資対象のターンオーバーも短いですから(一番短いのは翌日物ですからね!)長期債の長期投資みたいにじっくりと利回り上昇チャンスを待って押し目買いなどという技が使えない事もあるので、中々その辺の間合いの取り方はビミョーだったりしますな。

で、その最近の流れなんですが、どうも年初になってCPレートが微妙に下がって、既にたいがいに低いTB利回りよりも更に低かったりする現象は継続するわ、銘柄間の格差が益々無くなってきて「とりあえずa-1格付けのCP」と名前が付いていれば同じような利回りになっちゃう(というのは典型的な市場機能喪失状態ですが)とか、まあ何かキャッシュを潰したい人がそこかしこにいるんだろうなあという感じはしておりましたが、昨日のTB入札でその辺りがしっかりと出てきましたなという感じですかね。もうちょっと引っ張るかと思ったけどあっさりキャッシュ潰しパワー炸裂しちゃいましたな。

んでもって、昨日はスポットが15日で今回は積み最終だけど積み初日にも掛かる週末というGCの主要な資金出し手が資金を出し渋る言い訳がある日だったのですが、朝いちのスポネ国債買現先オペをしらっと連日の減額となりやがりまして、足切りレートも0.11%になったもんですから、GCレート上がる流れになり「また微妙にGCを下げ切らないオペを」と思っていましたが、それでも結局はGCは普通に0.11%とかになったようで、さすがに当座預金残高を15兆円ペースで積み上げてきた効果が徐々に効いてきたのかなあとか思うのでありますが、次の積み期間に来週から(正確には今週土曜日から)入りますので、そこでのGC動向とかも勝手に注目しております。

まあ何となくのイメージですが、当座預金残高は積み上げるものの、オペのタームは短いのが多い(昨日の共通担保も14日スタートとか微妙に要らないスタートで25日足という比較的使いやすいのを打ってみたり(20日エンドはちょっと)気を使ってるんだか使ってないんだか良く判らん、というか多分あまり気を使って無さそうなオペが続くので)ので、まあショートファンディング状態は継続するという感じのようですな。ただまあオペのテクニックみたいな話になっちゃうような気がしますが、実際問題として少し長めのタームの共通担保を安定的に打った方が「少ないオペでもレートが安定しやすくなる」とは思う(つまりスポネの買現先を今みたいに出し入れしなくても良くなる)のですが、短期村だけじゃなくて市場一般向けのアピールという点を考えた場合には、当座預金残高の数値自体をある程度積み上げた方が判りやすく(GCレートがどうしたとかって5bpでもぶれれば別ですが、長期債の世界の人でもそんなに細かくは気にしないっしょ)なるので、そーゆー意味では「当座預金残高を積みつつオペを実施」という事を優先するとなると、どうしてもショートファンディングちっくなオペになっちゃうのかも知れませんね。

#またマニア話になってしまったよorz

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2010/01/07

○購入長期国債がちょっと長くなってますな

日銀購入の中長期国債12月の購入実績
http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/mei/mei0912.htm

12月は償還があるので、前月対比の購入増加額がいつもの数字と合わないのですけれども、まあ似たようなもんということで。

えーっとですな、あたくしが例によって手元のエクセルでヘコヘコ集計したところ、前月比で1兆5000億円ほど増えている中で残存2年以内の銘柄の増加額が5300億円程度と、結構長い所が入っている感じです。

まあ先月はご案内のとおり、月初に臨時金融政策決定会合が実施されて債券市場はビックリ高値を付けましたが、その後は米国様の株高債券安とか円高修正とかで何となくダラダラと売られる展開となった次第でありますので、金利上昇する中で(国債買入はその日一番売られているゾーンが打ちこまれるという仕様になっているので)比較的長めのゾーンが入りましたという所ではないかと存じます。

あとまあワロタのは1年以内の所でして、今回は増加額3500億円程度と、いつもの6000億円程度から見て少ないのでありますが、これは要するに12月に12月償還ものが2000億円以上打ちこまれたという事でありますので、まあ相変わらずの日銀ゴミ箱利用も続いてますなあという所すし、何かこの辺りを見ておりますと、輪番オペのゾーニングっていうのは物凄い地味な話ですが、効果という意味では大変に結構な施策でしたなあと思うのであります。もしかしたらゾーニングをしないでいたら先月も1年以内の大打ちこみモードで長い所を日銀に投げ込めなかったかも知れませんですな(^^)。

そういや一昨日の債券市場では「期待されていた輪番オペが無かったので下落」という場面がございましたが、一時は連発する超短い所の大打ちこみ攻撃によって輪番あってもああそうですか状態っぽい頃もあったと思いますと、まあ長い所もきっちり入るようになった最近の地合いを反映しているんですかねえなどと思うのでありました。


○GC市場雑談

昨日はGCレポレートが上昇。レギュラー渡しが12日で、短国発行が2発重なった事から、落札して在庫になった分のファンディングを行うニーズがある分GCの売り(資金調達)圧力が高まったんで前日までよりも1bp程上昇したみたいでございます。

元々ここもとの資金供給オペが積み最終の15日を越えない打ち方になっておりますし、まあ金利水準が下がって足元から短期ゾーンのイールドカーブが潰れてしまっているという市場の金利環境もGC市場での必要調達額を増やしてしまう(のは何故かという話をすると長くなる上に微妙にアレなので割愛)とゆー事もあって、短いオペしか実施されないとどうしてもこの手のイベントがあった時にレートに上昇圧力が掛かりやすくなるのは現在のGC市場の仕様という感じになっております。

まあどうもターム物金利誘導っぽい話はしていますけれども、じゃあGCレートをガチガチに押さえ付けるオペレーションをしているのかというと、どうもオペレーションそのものはそこまでの感じもしないですな、というのが最近のオペの動きじゃないっすかねえと思うのでありました。だからどうしたと言われますと困りますけど。

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2009/12/29

○またまた市場雑談

市場雑談と言いつつGCレートの話ばかりでどうもすいません。

えーっと、昨日はスポ末でしたけれども、スポネの国債買現先が4兆円オファーとなりました。前日(先週金曜日)に0.15%とやや高い所からスタートした末初のGCですが、まあ金曜の時点で高い所から始まったお蔭で資金を出す人も出た結果15から14へと低下しとったのですけれども、オペ結果は10まで流れまして、まあ暫くは出し手も粘っていたようですが、結局13時にも末越えのオペが実施されましたし、最終的には末初GCは0.105%レベルまで低下したみたいでめでたしめでたし。

と言いたいところなのですが、昨日は末初のレートは下がったのですが、トモネ(29日〜30日)やレギュラー翌日物(4日〜5日)のレートは下げ渋りでござるの巻という感じで、何かまあ末初の所だけピンポイントで資金供給(今の時点で月末の当座預金残高予想が20兆円乗せで、今日トムスタートで供給したら更に増える)をしても、そこの部分だけはレートが下がりますが、却って末初のショートファンディングが溜まるのでGCレートが安定しないと思うんですがどうなんでしょうかね。

まあ足元が下げ切らないからなのか、投資家の買いがちょっと弱めになっているのか(その複合技かなとも思いますが)短国3か月物が0.125%オファーと先週の入札の最低落札価格よりも安い状態が継続しているという地味に残念な状態になっています。いやまあ11月時点(新オペ導入前)での3か月TBの利回りって大体0.15%前後で推移していた(その前はもうちょっと低かったのですが、GCレートが下がらなくなってから0.15%レベルに上昇してます)ので、そこから見たら下がったちゃあ下がったのでありますが、先に下がった(12割れまでやったのはちょっとフライングの自業自得の面はありますが)後でじりじりと上昇というのは絵として美しさに欠けますなという感じではございます。

だからどうしたと言われると困りますが。

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2009/12/28

○末初GCレートとか

金曜はレギュラーが月末渡でしたが、ここもと月末越えの資金供給が少なめで推移してショートファンディングが溜まっている影響と、火曜の新発3か月TB入札が業者の持ちになって在庫が重い関係で、朝から足元GCが高めで推移というか資金出しサイドが動かないでござるの巻状態。スポネの国債買現先は2兆5千億円に増額されましたけれども、ショートファンディングが溜まっているせいで足切り0.12の平均0.127に上昇(前日は0.110/0.11)しちゃいまして、まあしょーがねーなという感じです。

短国買入も弱かったですし、ショートタームのオペも実施されましたが、末初のGCは結局0.15%〜0.14%という感じだったようで、まあ通常ベースから言えばそんなに上がりませんでしたという事なのかもしれませんが、何せ「やや長めの金利のさらなる低下を促す」という状態になっているので、そうホイホイと足元のレートが上昇されても困る訳です。金利水準が低いので、ちょっと前のようにコールが0.25%だ0.50%だという時と比べて足元が1bp上がった下がったというのは物凄い大きな話だというのは最近の3か月TB入札水準がそれこそ0.5bp以内の世界でああでもないこうでもないとやっている事からもお判りになる通り(つまり1bpどころか0.5bp上がった下がったで大問題)と存じます。

つーことで、末初のGCがさっくり0.15%レベルとかに上昇しやがった(今日はもうちょっと下がると思いますが)訳でして、ターム物金利を押さえ付ける話はどうなってるんだかという悪態の一つもつきたくなるのですが、ディレクティブにやや無理があるのが大きな原因なので、調節どうのこうのよりも調節方針をもうちょっとはっきりさせないと市場が戸惑う場面がまた出てくるんじゃないですかねとは思います。

とは言いましても、じゃあGCレート(東京レポレートのS/N取引レート)を誘導するって言うのも変な話(あれは別にトレーダブルではないリファレンスレートであって、無担保コール翌日物のように実際の取引レートまんまじゃないから誘導目標に置くのに微妙に違和感がある(SNBみたいにLIBORレートを置く所もあるのでやってやれない話ではないけれども、従来の流れからするとちょっと仕組みが違いますなという感じが)ので・・・)ですし、まあこんな感じでファジーなまま進んで行くのでは無かろうかという感じは致しますです、はい。

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2009/12/25

○市場雑談

GCレートが上昇しているのだが。

何かね、GCでファンディングする人(つまり債券ディーラーつまり証券会社ね)の年末越えファンディングのニーズに対して期末越えのオペがロットも少ないですし、安定的にも打たれない(新型オペは安定的に打たれていますが、あれは1回に百億円台前半しか取れないので大手ディーラーで兆円規模のファンディングニーズがある中では焼け石に水状態)というのが効いて来たか、昨日もGCレートは上昇。

いやまあ上昇って言ったって別に0.15とかに上がっている訳では無いのですが、金利水準がここまで低下して、ついでに短期のイールドカーブが思いっきり潰れている中(ターム物を下げると言ってるんだから潰れるのだが)では1bpの上昇も結構甚大な問題でありまして、GCレートが10と11の間でベッタリというのと12や13近くまで上昇する事もあるというのは物凄く大きな違いだという話になるんですな。つまり、絶賛大発行される3か月TBのレートが0.12位で安定するのか、0.14位まで楽勝で上昇しちゃうのかというようなレベルのお話で、長期金利のスケールからすると細かい話にも程があるかもしれませんけど、結構重要な点じゃネーノという所です。

ま、この点に関しては昨日も申し上げましたが、「ターム物金利の低下」という事を考えた場合にはGCレートを見ていく必要があるのですが、そのGC取引は先日付で実施されるものなので、足元のコールの調整(ディレクティブそのものはコール誘導!)をしながら先日付で行われる取引の調整をするというのはちょっと無理がある(GCとコールがタイムラグを伴って反応するから)と思うのであります。

まあディレクティブをもうちょっと工夫した方が調節やりやすくなるんじゃネーノと思うのですけれどもどうでしょ、ってまあ中の人は色々検討しているとは思いますが今日もまた書くのでありました。

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2009/12/24

○市場雑談というかオペなどの雑談

ご存じのように絶賛年末進行モードの短期市場ちゃんですけれども、オペが何とも微妙なのがGC市場的に微妙なテイストを醸し出しているようですな。

http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of091221.htm(月曜のオペ)
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of091222.htm(火曜のオペ)

オペのスタート日とエンド日に注目して頂きたいのですが、いつもの国債買現先は兎も角として、共通担保の方なんですけど、月曜は28日にエンドの来るオペを打って30日〜1月4日という末初の翌日物オペを実施という不思議ちゃんなオペの打ち方。

ギリギリまで来るとまた話は別ですが、今時分だと丁度年末越えのターム物でファンディングをしたくなる所(最後の最後まで引っ張れば何とかなるのは分かっていても、流動性リスクやオペレーショナルリスクまで相応に勘案すれば、ファンディングの全部を超ショートファンディング一本勝負というのはイクナイ)でありまして、そういう中でわざわざ「年末ちょっと手前までの資金供給」と「末初だけの資金供給」をするというのは何と言うか「ショートファンディングの勧め」にしか見えない訳でして、オペレーションとして不思議ちゃんな感じがするのであります。

ターム物金利を安定させるという観点からすると、無担保コール翌日物だけではなく、GCレートを安定化させる必要がある(3か月の実質的な市場指標金利のTB3か月もの(TIBORは鉛筆なめなめレート)はGCレートが不安定だと安定化しない)と思われる次第でして、そのGCレートを落ち着かせるという観点からすると、GCとかオペとかでのファンディングをショートファンディングに傾かせない方が良い(特定のモノ日とかで需給がちょっと偏在しただけでGCレートが不安定化するリスクが高まるから)と存じます次第なんですが・・・・

で、火曜日もこれまた2本のオペのうち1本は29日エンドと言う事で、これまた年末越えのターム資金は取らんでヨロシという事なのかと(1月5日エンドの方はまあ良いとしても)不思議ちゃんモードが継続しているのでありまする。

まー何度か申し上げておりますが、ある程度の安定したロットでターム物の供給を継続的に打っておいて、足元のショートファンディングを軽くするように持って行けば足元のGCレートも自然に低位安定するので、スポネの買現先を出したりひっこめたりというようなややこしいオペレーション(とりあえず21日抜けた所でちょっと減らしている感じはしますな。まあ良く言えばきめ細かいのですけれども・・・)をしなくてもレートが低位安定すると存じますが、どうも今のオペレーションを見ていると「コールレート0.1%」「GCの跳ね上がり防止」「ターム金利の引き下げ」のどこにポイントがあるのかが微妙で、この3つを同時に追うのはテクニカル的には中々ムツカシイ面があろうかと思います。まあ3つともやると言っている話なのでこれはどこを重視するのかをちゃんと政策委員会である程度の方向性を決める(その結果を公表するかどうかは兎も角として)べきではないかと・・・


というまたマニアネタですいません。

そういや火曜の年内最後の短期国債入札ですが、結果はまあこんなもんちゃあこんなもんですけれども、市場推計の落札結果によりますとほぼ見事に業者に嵌ってしまい(毎度お馴染みの不明玉が3000億ちょっとしか無いというのは3か月TBでは驚異的な少なさ)この年末(外資系さんにおかれましては期末というおまけもある)の中で在庫たくさんとは実に味わい深い結果になったと存じます(-_-メ)。何で投資家が買わなかったんでしょ。よー判らん。

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2009/12/21

○まずは市場メモ

当然ながら結果の方じゃなくて『「中長期的な物価安定の理解」の明確化』に市場は反応するでござるの巻。イメージとして浮かぶのは2003年に実施された「量的緩和コミットメントの強化」みたいな所にもなる(と書いてて気がついたのですが、あれからもう6年経っているのか・・・古参兵的にはつい最近だったような気がする)し、まあ当然ながらベンダーに出る「ゼロ以下のマイナスの物価を許容しない」というのがキャッチーなのでありまして、そりゃまあ債券市場は上昇しますわな。

ただ、相場上昇した所で相応に戻り売りみたいなのも出たようですし、良く良く見ると今回は何かコミットメントを入れたとか物価安定の理解の内容を変化させたというものでも無いんじゃネーノという見方も段々広がってきたのか、踏み上げみたいに上昇した分は剥落するでござるの巻。

引け後の会見では毎度お馴染みのように白川総裁が「基本的な見方は変わらない」とかついいつもの正確かつ丁寧な説明をするもんだから瞬間先物は10銭位下げていたりしましたが、まあ別に内容で売るというのも変な話なので、売りも続かずという所で結局先物140円台でござるの巻っていう感じだったのかなと思いまする。勝手な妄想で書いたので実際の所はよー知らんが。

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2009/12/18

○市場雑談

・2年国債入札プギャー

昨日の2年新発国債入札。ここもと何だかよー知らんのですが中短期結構な堅調ですなあという感じでしたが、前場の引けが0.175/0.180で入札を迎えまして、落札結果はこの有様。
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/nyusatu/2009/resul061.htm

平均0.178%で足切りが0.189%と堂々の流れっぷりでございまして、第U非価格入札もこんな感じ。
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/nyusatu/2009/resul061a.htm

503億円しか入ってませんので、まあ伸びも無しという所なのでしょう(その割に日本相互証券の引けが妙に強かった(あっしの勘違いじゃなければ)のが訳判らんのですけど)けれども、まあ冷静に考えてみますと、ベースレートが0.10%なのですから、2年債が0.16%とかいう所まで強くするということは、絶賛量的緩和ゼロ金利時代の2年債に換算したら0.06%とゆー事になる訳でして、利下げ期待でもなければこの水準を買うのはちょっとねえって感じがしますわな。

まーキャッシュ潰し(というかキャッシュ代替というか)でとりあえず国債買っておきますかという感じですと、本当は短国を買うのでしょうけれども、何せ3か月で0.12%にちょっと毛が生えたようなレートで、足元0.10%で計算したら(ファンディングが必要な業者だと足元0.10%にならないっすけどね)2bpしか無いというレートですから、そらまあ2年くらいまでは買いますがなというのはありますけれども、やはりベースレートから5bpだの6bpだのという話になると何ぼ何でもバッファーが無さ過ぎという話になると思うのですが。とは言え、別にベースレートが上がるという話は目先1年くらいまで楽勝で無さそうな感じですし、ベースレートが0.1%を切るという期待が無い話ではないので、まー何かの拍子に強くなる事もありでしょうけど。

話は脱線しますけど、5年って只今0.5%を割っているのですけれども、ベースレート0.1%と言う事を考えると、量的緩和の時の0.4%割れという中々素敵な水準にいるんだなあと思うのであります。まあ利下げがどうのこうの(以下同文)。


・新オペの打ち方が微妙な件について

水曜日に新オペ2発目が打たれたのですけれども、今回はスタートが(前回と同様に)スポットスタートの12月18日でして、足が3月16日の火曜日。

http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of091216.htm

火曜日なので残念ながら短国の償還にぶつかっていないのですが、今度も足は火曜日になってます。ただし、スタートが1回目のオペと違って金曜日になっておりまして、「ふーん」という感じです。

21日は4半期恒例の国債償還に伴い、余剰日になるということでスタートを避けたのかと思ったのですが、昨日は昨日で21日スタートのスポネ買現先を絶賛増額するわ3月足の共通担保全店を打って来るわという事で、普通に供給を拡大(した結果21日の当座預金残高は結構な積み上がりをしますが、4半期の国債償還日は資金が偏在しやすいので積み上げておかないと足元金利が変に上昇するリスクがあるので、これはこれで通常のオペレーション)しておりましたので、わざわざ指値オペのスタートを前回と別の曜日にする意味が良くワカランチ会長でございます。

いやまあ資金需給とか諸々の需給を見たかったとか、水曜のGC推移などを見て昨日になって21日の残高をもっと積み上げないといかんがねという話になったからという事なのかも知れませんけれども、何かとーっても微妙な所まで計算してオペを打っているんだろうなあというのは判るのですが、その細かさによって却って足元を抑えたいのか無理には抑えないのかというような所が受け手の短期金融市場的に解釈しにくいという状態になっているのではなかろうかと思料される所でございます。

ま、とりあえず昨日はスポネ買現先は増額する(増額した割に足切りが0.10まで下がらなかったのがあたくし的にはビックリでしたけど)わ、微妙な共通担保オペを打つわ(この時期業者の在庫ファンディング的な観点からすると、3か月というような長いのよりは年末越えてちょっとした所(1月12日の週)に足が来る年末越えのオペを打った方がオイシイ)ということで、当座預金残高を積み上げてレートも下がるでしょオペレーションになっておりますので、まあ年末に向けて当座預金残高積み上げモードになっているにはなっていると思いますけど。

#積み上がりが進捗した年明けの調節スタンスがまた注目されそうですが

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2009/12/16

○市場雑談

段々ベンダー報道に悪態成分が高まって参りました。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=newsarchive&sid=ay7wt2sttgUw

いやまあ当座預金残高見込み数値(オペのスタートとエンドは額面ベース、資金需給日足予想は東京短資公表ベースであたくしめが手元集計して他の人の結果とも確認はしましたけど、あくまでも俺様見込みなのでその点お含みおきを)を出しますと、オペ後の数字で今日も明日も当座預金残高は14兆円台に乗る筈なので、当座預金残高的に言えばそんなに引いているオペレーションじゃないのですけれども、やはり調節スタンスが分かりにくいという話は出てくるわなと。

つまりですな、先週木曜と金曜の足元余っているのに追い打ちを掛けるような資金供給姿勢というのがある意味余計なのでありまして、そこで妙に厚めチックな供給を実施したのに、積み初日スタートになる月曜の国債買現先を減額ロールするのが結局意図はどこなのよという話になる原因だと思うのですよね。

ちょうど先週金曜の無担保コール翌日物加重平均が0.091%になった後の月曜というのもありまして、あれだけ足元出せば積み最終近い週末のコールが下がるのは仕様だと思うのですけれども、まあ月曜に国債買現先を減額ロールしたのが「コール加重平均が0.1%割れになったので引いたのか?」という思惑を生む事になって、益々「スタンスが読めませんなあ」となるんだと思います。

確かにまあディレクティブが曖昧(ディレクティブそのものはコール0.10%ですけれども、ターム物金利の引き下げというのがある)でして、足元コールの0.10%割れをあまりしないようにする(本当は平均で0.10%近辺だったら無問題の筈だから、別に1日や2日0.10割れていても良いと思うのですけど・・・)のか、ターム物を下げようとしているのかが良く判らん、というか、先週の木曜金曜のオペを見ていると後者に見えるし、今週の月曜のオペを見ていると前者に見えるという結果になる訳でして、まあ読めませんなというのが上記URLの悪態成分の入った記事になるのではないかと思います。

#あ、ちなみに申し上げておきますが、上記URL先の記事とあたくしは一切関係ありませんので念の為(^^)

ということで、GCレートを振らさせないで安定させたかったら、オペを予見可能性の高い形である程度のロットを資金需給にかかわらず同額ロールして行くのが一番効くと思うのですという話はさっき書きました通りでございます。まあご検討賜ると有難く存じますけどね。

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2009/12/15

○GC漫談

昨日のオペではスポネの国債買現先を2兆5000億円から1兆8000億円に減額。まあ減額したのが効いたのかどうかが微妙なのですけれども(減額しても厚い筈なんだが)、どうもGCの資金出しサイドが頭数少ない(市場の価格形成という観点からすると、自動的に資金を出してくる人はあまり影響ない)上にこの人達が結構なロットで出したりひっこめたりする(兆円の世界で)のですが、この人達が何か知らんが足元じゃぶじゃぶで足元は出すのに、先の方(T+3とか)を出したがらなくて、レギュラーの所とかのGCレートがまたまた上昇。一方でT+1とかは先週の時点で14日と15日は金がじゃぶじゃぶなの判っている筈なのに昨日になって資金がまた出てくるでござるの巻。

まあ一応の後付け理由としては「日銀の次の積み期間の調節スタンスを読みたい」という話で、従来そんな調節スタンスがどうしたこうしたというような話は出る余地は無かったのですが、例の「広義の量的緩和」という奴が実施されてからというもの、ディレクティブそのものは変化ないですけれども、「ターム物金利を引き下げる」とか曖昧な発言が総裁様から出ている事もありまして、じゃあそのターム物金利とは何ぞやとか、引き下げるとはどの辺まで引き下げるかとか、まあその辺が微妙に訳判らんという事なのですよね。

つまり、3か月固定超低金利(^^)の資金供給オペを実施していると言う事は3か月のTB金利までバッチリ0.10%という超低金利(^^)に下げるのか、それとも(元々3か月のTB金利は0.15%近辺だったから)現在の3か月TB金利の0.12〜0.13%という水準で満足してるのかってえ所が読めないという事でしょう。もしもう一発TBの金利を下げようとするのであれば、GCでのファンディングが常に0.105〜0.11あたり、オペでの資金は0.10だと按分掛かる事もあるけど0.11だったら必要分入るっていう状況が定着しないとさすがに(業者のファンディングコストを勘案すると)3か月TB金利を0.12%以下で定着させるのは無理でしょうと思いますけど、さてその辺のスタンスは如何に。

先週の木曜実施の新オペおよび木曜と金曜のオペだけ見てると「渾身の緩め調節で金利を押し下げますよ」っぽい雰囲気もあるのですが、それ以外の所では「まあ緩めは緩めですけれども、徐々にやっていきましょ」という感じのオペで、緩め調節しながらも無理には押し下げないという感じでして、正直どっちのスタンスなのかよー判らんという感じですな。

ま、現状では「札を開けてみないと幾ら打ちこまれるのか判らん」という特オペが生きているので調節が難しいという面と、そもそもGC市場に関しては大口の資金出し手さんの動きも何ちゅうか不可思議(あまり細々書くのもちとアレですので割愛しますが、まあ需給曲線という言葉が通用しないと申しますか)なので、GCマーケットの妙な特殊性というのもありまして、まあ調節も細かくやろうとすると難しいですわなとは思うのでありました。

#何が何だか判らない話で恐縮至極

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2009/12/14

○これはまた威勢の良い資金供給・・・ですが

金曜のオペレーション。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of091211.htm

下の3本が威勢の良い供給という感じです。積み最終日を前に足元の積み進捗が進んでおり、運用資金がある所なのですが、そこで積み最終に向けて供給を打ちこむという攻撃。オペの結果15日の当座預金残高が15兆円近傍になるという供給でして、15日は年金払いによる資金余剰日ですが金繰り読みにくくなる日という状況を意識して当座預金残高を厚めにする攻撃。

ということで、結果ですが。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba091211.htm

今月は15日と21日に大きな財政払い超があって、そこを跨ぐ28日エンドの資金供給とかニーズがありますなあという感じですが、その28日エンドの本店オペが足切り0.11%ですけれども、期間4か月で期末を跨ぐ共通担保全店オペの足切りが堂々0.10%(按分は1割以下なのでまあ実質は0.11%ですけど)となりました。まあオペ打った時点でこれはレート低かろうとは思いましたが、期末越えのオペ金利が10まで入りましたっていうことで一応ネタにはなるんでしょうかね。

まー今回のオペですけれども、大変に意地の悪い分析をすると、積み最終近くな上に6/12月利払いのクーポンGCが飛んでいるタイミングなので元々GCの資金取りサイドが薄くなっているという所を狙って「新オペ実施」→「翌日に厚めのオペ実施」というコンボをぶち込んで参りましたという事ですので、まータイミングは良く練られていると思います。

そもそもですな、木曜の新オペ実施のタイミングで打ちこんだ共通担保全店オペがアレでありまして、クーポンGCを0.13%あたりで飛ばした後に11日スタート21日エンドの供給を打ちこむという時点で、「レートを下げちゃろ」という所。クーポンGCの資金取りニーズが終わってからオペ打つとか中々素敵な攻撃で、そらレート下がるわな(その前に打ってたオペはクソ長いオペか21日前に落ちるオペのどちらかしかなくてクーポンGCのニーズに合わない)という感じではありまして、供給打つ気があるのならクーポンGC終わる前に打てばと思うんですけどね。


しかしまあ何と申しますか、「新オペ実施」→「翌日に厚めのオペ実施」という流れがどうも毎度お馴染みのパターン、即ち「新しいオペを実施した効果でこのようにレートが低下しました!(キリッ)」って言いたいが為のオペレーションという香りがプンプンと漂って来るように思えるのは性格の悪いあたくしの仕様のようなもんであります。

去年もそういや適格担保の緩和を行ったらその緩和が開始になるまで何故かオペの供給がケチり気味であったりというような怪しげなオペレーションが行われていたという事案もございましたし、おまけにこの前は「昨年CP現先オペを実施したらCP発行レートが23bp下がりました!(キリッ)」というお洒落なペーパーが出てて悪態を軽くつかせていただきました(11月10日の駄文ご参照)けれども、もしかして今回も「新オペを実施したらターム物金利が早速低下しました!!!(キリッ)」って事をやりたいからタイミング狙っていたんですかねえとニヤニヤしながら思うあたくしの性格には問題がありますですかそうですか。

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2009/12/11

お題「新オペ登場で雑談を引っ張ってみる」

という無理矢理企画にチャレンジの巻(^^)。

○正確には共通担保資金供給固定金利方式ね

火曜日にこんなのがこっそり日銀のサイトに出てまして(いやまあ要綱とかはオペ参加先には周知されてるのでこっそりでも何でもないですけど)、新オペそろそろクルーという感じでしたが、昨日オペ実施でござるの巻。

共通担保オペの取引概要
http://www.boj.or.jp/type/exp/ope/opetori12.htm

昨日のオペオファー(最後にご注目)
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of091210.htm

で、その結果(最後にご注目)
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba091210.htm

本店方式での実施となりまして、予定通り8000億円のオファーが行われました。期間はスポットスタートの12月14日でエンドは来年の3月9日。落札結果は応札65680億円で按分比率が12.2%となりました。1社当たりの応札限度額が2000億円だったので、満額応札した人の落札は244億円となりました。


○おお!6兆円も応札が!という訳でもありませんので念の為(^^)

でもってメディア的には応札が「8倍以上もありました!」という話になるのは明明白白でございますが、それをもって「8倍もにニーズがあるのだからもっと増やせ」とか言い出す人が出てきそうなので先に釘を差しておきますと(^^)、この入札方式だと「どうせ他にも応札する人がいるだろうから満額入れとくか」という人がわらわら出てきてもおかしく無いのと、その満額そのものが2000億円ということで額的にそんなに多い訳でもないので何か間違って入っても別に無問題という所もあったと思いますので(^^)、応札そのものはうじゃうじゃ入る可能性はある訳ですな。

このオペはサービスレートになりますので金額無制限でオペを打ったら当然ながら出来上がりの落札額は普通に考えて8000億円を超えると思うので、ニーズそのものは当然ながらあるのですけれども、「応札額が多い」=「ニーズが死ぬほどある」というのは必ずしも正しく無い(按分狙いで札が多くなる可能性がある)のですな。その逆で「ニーズが無ければ応札も減る」というのは正しいのですけどね。

かつて量的緩和30兆円時代の短期国債入札では入札参加各社がこぞって応札で機械的に入力できる上限額を按分狙いで応札するというようなお洒落な事案がございました。まああれは極端ですけど、そういうケースもあるので「8倍も応札があったからもっとオペを増やすべき」とか言うのはオペの技術的な話を理解していない事を自ら告白するようなもんなのでご注意ありたしと言う事で(^^)。

#いやまあこのオペそのものは当然ながらニーズはある筈なのでそういう意味で増額したら喜ぶ人は多いと思いますけれども、その根拠に昨日の応札額を持ち出すのはピンボケという趣旨ですから念の為


○つーか按分もうちょっと少ないのかとオモタ

んでもってその応札6兆5000億円ですけれども、実際の短期村的な印象としては「おおこれは思ったより入ってラッキー」という感じなのでは無かろうかと思料。

つまりですな、全店オペ方式での実施ですので、現在ですと161先が対象になるのでありまして、普通に考えて債券ディーラー業務をやっている業者と短資会社はこのオペに入れる気満々でしょうし、まあ大どころの銀行さんもまたオペに入れる気満々でしょと思ってましたのが、サービスレート何だから他にももう少し札が入るのかなあって感じだったんじゃないでしょうか。

2000億円を30社ちょっとで入れたら6兆円ちょいという計算になりますので、証券と短資と銀行さんの大きい所が堂々参加したものの、オペ先の皆さんがこぞって参加という図でも無かったんですねという所であります。まー元々資金が余剰になっていて超過準備を積んでいるような人がわざわざ手間暇掛けてオペで資金を取りにいかんわなという事もありますし、2000億とか応札して実はどどーんと入ってしまったとかなると担保繰りが大変な事になるという人もいるでしょうから、そうそう皆さん揃って満額応札というようなトンチキな事にはならなかったという常識的な結果に落ち着いたのでありました。


○スタート日は月曜だけどエンド日が火曜とな

今回のオペですが、オペのスタート日は来週月曜なのですけれども、エンド日は3月9日なので火曜日に相成ります。このオペはロールされるのが前提ですから今度ロールされる時には3月5日金曜日にオファーされるのですなというのは判ったのですが、このスタートとエンドって単純に資金需給を見たとか言う事なのでしょうか。

というのはですな、今回のオペが月曜スタートだったので、もし今後実施されるオペも毎週月曜スタートでという事になりますと、新発TB3か月物を発行日からオペに突っ込めるという業者歓喜の展開になるので、「おお!これは凄い!」と一瞬ヌカ喜びしたのですが(^^)、良く良く見たらエンドが9日(国庫短期証券71回の償還日は8日であります)なので、このロールの時には新発TBの発行日にオペのスタートが当たりませんなあという感じで(ま、共通担保ですからキニシナイという説もありますけど)、そこまでの露骨プレーは避けたという事でしょうか、ニヤニヤ。

これ毎回月曜スタート月曜エンドとかにしてくれると「3か月国庫短期証券の発行償還にぶつけて新型オペの足をそろえる」ということになって下さいますので、日銀から猛虎魂じゃなかった財務省魂を感じるという所だったんですが残念無念(何が?)。


○短期村の外の反応が知りたい

・・・・と思ったのですが、債券町での反応は「ああ実施されましたかそうですか」ちゅう感じだったのでツマランチ会長なのですけれども、何せ今回の措置の前後では「為替市場の動向」というのが総裁の口から出ていた位ですので、まあ為替市場様がどういう反応してるのかが知りたいのですけど・・・・どうなんでしょうかね???

#ああ実施されましたかそうですか、で終了してそうな気がするが(汗)


○まあそれはそれとして

ということで雑談のネタはあっという間に尽きてしまいまして、甚だ遺憾でございますが(とほほ)、要するにこのオペが従来の共通担保やら特オペからの単なる乗り替わりに過ぎないと結局の所(昨日うだうだ申し上げたように)足元のGCレートなどはそう簡単にベタベタにはならず、従って3か月TBやら2年とかの金利もベタベタになりませんわなという事になるのでありまして、本来的な注目点はこの新オペ分が従来の供給にオンされるのかどうかちゅう話ですわな。

という観点からここもとの調節を見ておりますと、まあ数字上の当座預金残高やら準備預金残高がそんなにドカドカ増えている訳でもないのですけれども、最近のパターンだと積み最終に向けて積みの進捗を調整するような感じでやや引き気味に運営してきてたのですが、一昨日や昨日のオペを見てますと「ここでの供給は行うか行わないかどうでしょうね」ってえ所でほぼ供給を行っていまして、積み最終に向けての進捗調整を行うような感じが見られないので、まあそういう点では変なレートの跳ね上がりをさせないような配慮はあるんじゃネーノという感じです。

ただまあ資金供給を押し売りの如く打ちこんで来る訳でもないですから、そーゆー点で言えば超足元レートを強引に抑え込んで来るようなオペでも無いという所でして、昨日も申し上げたように間合いが微妙な状況がまだ続いているという感じなんでしょ。

まあ次の積み期間は年末年始(ただし今年の年末年始は休みが4日しかないのでそんなに長く無い)がありますので、まあどういうオペレーションをしてくるのか、年末だから普通に多めに出してくると思うのですが、その出し方が上記のように「上昇抑制気味モード」なのか「押さえ付けモード」なのかはオペを見ていくしかないですわな。「ターム物金利の低下を促す」というのはまあ確かに押さえ付けるとは言ってませんけど、ああ言われると押さえ付けオペを想像したくなるので、先週の短国入札はフィーバーしちゃったという所でしょう。資金需給的にあの時期は威勢よくオペを打ってもトン調節というプレーが可能であった事も日銀的には美味しかったという感じでしょうか。その為にわざわざ臨時会合の日を調整してたら凄いですけれども、まあさすがにそこまでは無いかな?


#ということでひたすら局地的な雑談でどうもすいません

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2009/12/10

○3か月TB入札などについて

昨日は超適当に「0.12%に毛が生えたくらい」と申し上げましたが、入札の結果は0.1246%/0.1272%ということで、正直あたくしのドタ勘はもうちょっと強めかと思ってたのですが「ふーん」という感じでした。で、先週のちょっと頑張っちゃった入札は0.1169%/0.1192%だったので、今回はレートが上昇しちゃいましたでござるという話になりますわな。

いやまあ緩和策が出る前の入札が0.1538%/0.1546%となっていますので、そこから見たら堂々の3bpレート低下なのでちゃんと追加緩和による効果が金利に出ているのですけれども、今回の追加緩和政策をぶち込んだ時に白川総裁が「ターム物金利の引き下げ」を謳ったという事もございまして、あたくし的に気になるのは、「日銀ちゃんはどこまでここのレートを押し下げて来る積もりで考えてるのかな」という所でございます。

つまり、先週0.11台まで下がったのはご愛嬌ではありますけれども、それはそれとして昨日はそこから見たらレートが上昇しましたという現状も現状としてございます訳で、市場機能とか知らんがな状態で強引に0.10%ベタベタになるようなオペレーションを行って市場の価格形成機能をとりあえず3か月の所までは虐殺しちゃうのか、そうは言ってもそこの機能のようなものは(既にだいぶ虫の息状態ではありますが)とりあえず死なない程度に残しつつも市場を誘導していくのか、どっちのスタンスなのかによってレートがベタベタになってくるタイミングが微妙にずれるので、短期市場的にはそのタイミングの差がポジションを作るのに大事(10年金利とかのスケールから考えたら誤差の世界ですが、汗)でして、まあ今の所はその間合いを測りかねているという所でしょう。


しかしまあ何ですな、昨日の入札は0.1246/0.1272だったんですけど、その0.1272の所って按分0.5353%っていうことで入っていないに等しいのですけれども、落札結果出た瞬間にセカンダリーで平均オファーになるのはちょっとまあアレでございますな。いやまあ流れた入札とか平均が強すぎた入札というのなら判るんですが、ごく普通の落札結果と思われるのに平均オファーとかになっちゃいますとこれまた投資家が段々プライマリーで行かなくなってきて、入札前の札の集まりが悪くなるので益々セカンダリーが重めになるという悪循環になって、自分の首を絞める流れなんじゃネーノと思うのですが余計なお節介ですかそうですか。


○GCは安定とな

ここもとのオペでは当座預金残高をいつもの積み最終だと最終日に向けて引き気味にしてくるのに対して、今回の積み期に関しては最終に向けて特に引いてくる感じも無く推移しておりまして、先週末あたりに何か7日渡しの所で妙な挙動をしやがったGCレートは日銀の供給がどういう勢いで増えてくるのかに関しては手探り状態ではありつつも、ま、レート形成そのものは取りあえず0.11%近辺(105-11か11-115かという感じですかね)で再び落ち着いてきたようでこれまた結構な話。

ただまあ繰り返しになりますが、今回の追加緩和策って「指値オペ実施」というのが本当のキモで「10兆円」というのはそのオペのオファー額の話なんで、当座預金残高がどのくらい増えるのかという話はこれまた微妙であります。まあ元々今回の措置は白川総裁が会見で言ったように「ターム物金利を低めに誘導する」という物だと考えた場合、その低め誘導を「どのターム物まで」「どの位のレートで」誘導するのか、またその方法は強引にベタベタになるようにするのかという所は今回は(目標を当座預金残高にしていないのだから当たり前ですが)公式にアナウンスされる訳でも無いので、その辺りに関するスタンスがどうなのかはオペレーションの打ち方で判断して行くしかないという事になりますわな。

まあGCを0.10まで下げちゃうとGCで資金を出している主要プレーヤーである所の大手銀行さんが「じゃあ0.1%のブタ積み」という動きに出る(ゼロ金利量的緩和時代だとブタ積みは本当にブタ積みだったので、いわゆる「キャッシュ潰し」に対するインセンティブは当時と今とでは違って出てくる筈です)ので、GCでファンディングが必要な人がいるうちはそうならないでしょうし、日銀のオペで全員のファンディングが賄えてGC市場で金取らなくても良いとなるかと言うと、まあそういう事は起きるのでしょうけれども、そうは言っても全部が全部オペ頼みでファンディングというのは問題含みでもあるので、市場でのファンディングのニーズが死滅する事は無いでしょう、と思いたい(あれ?)です。


○まあいずれにせよ

とりあえずターム物金利を下げるという点では3MTBのレートを2bpから3bp下げる事には下げたのですけれども、まー何だかんだと言いましても3か月TBは1回当たりの発行量も莫大ですし、短期ゾーンのターム物金利と言う意味では一番の指標的存在(流動性も高いし)になる訳でして、イールドカーブ全体に与える影響も何気にあるのではないかと思う(過大評価かなあ?)のでありまして、日銀様におかれましては白川総裁が堂々強調した「ターム物金利を低めに推移するよう促す」という「低め」がどんなイメージなのかを拝見したいものです。

まあ本当にベタベタになるようにしていくと、3か月TBの金利もそれこそ0.10%に毛が生えた程度のレートになって、その後ろもそこに影響されてもうちょっと低下という話になるのですが(2年とかはまあその辺結構織り込んでますけど、3か月位までが本当に0.10ベタベタになったらもうちょっと下がるでしょう)、その辺がどの位までやらかすのかは今後の流れに注目という感じですかね。

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2009/12/09

○相場雑談

・超長期が微妙にヘロヘロな件について

先週の月曜(先月末)から見た場合、当たり前ですが中短期の金利は下がりまして(2年とか5年とかは4〜5bpの金利低下)、その間に10年の金利もちと低下(カレントの銘柄が変わっているので見た目上昇してるけど、同じ銘柄で見たら1.5bpの低下)しとるのですが、20年以降の金利は素敵に上昇したでござるの巻となっておりますわな。

いやまあ入札前だから何となく調整というのもあるのですが、それよりは別の要因でしょと思う訳でして、これがまあ何となく毎度お馴染みの民主党政権リスクプレミアムなのか、それとも「金融緩和+財政拡張」のコンボによる金利上昇なのかは例によって例のごとく分析不能なのですけれども、まあ後者だったら政策効果の具現化を早速市場が織り込みに行きましたですねというお話ですな。

さてどっちなんでしょうかね。10年までは堅調ですからただのリスクプレミアムのような悪寒もするのですけど(汗)。

・GCレートとか短国のレートとか

1日の決定会合結果によって2日に実施された3MTBの入札は平均どころか足切りまで0.12%割れをやらかすというお洒落な結果になりましたが、当座預金残高がいきなり1日で10兆増える訳でもなく(まあ徐々には増えてますけど)調子に乗って強くなった分が剥落したりして楽しい動きになってましたが、昨日のオペレートはスポネ現先も11足切りまで下がって来て、まあとりあえず瞬間的にオモシロ展開になったのは落ち着いた感じですね。

という中で3MTB入札なのでありまして、まあ普通に12にちょっと毛が生えた位になるのでしょうかねえという所ですが(正直あてずっぽう)、超足元の資金とターム物への運用ニーズとのバランスがどの辺にあるのかが何となく見えてきそうな入札かなあ(と言われても何が何やら判らんと言われそうですが)と思います。

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2009/12/07

○先に市場雑談

1日の総裁会見ネタがクソ長くなるので市場雑談。

金曜は7日の部分のGCレートが何か急に上昇。朝方からちょっと手前が上がりそうな雰囲気だったのですが、資金供給オペの金利がスポネで足切り0.11になってふーんと思ってたら、13時のオペの前にトモネを売る人とかいたので???という感じでオペの流れを見てたら、トムスタートショートタームの本店オペが足切り0.12になってトムスタートショートタームの全店オペが足切り0.13になってしまったでござるの巻。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba091204.htm

まあスポットスタートの3か月物の全店オペは普通に0.11足切りで平均も0.111だったので別にどうしたという訳でも無いのでしょうけれども、まあ1日の金融政策決定会合結果を受けて2日には金利がいきなり追加供給拡大効果を全部織り込みに行くようなレート形成をやらかしていましたけれども、現実問題として供給がいきなり10兆円増える訳でもないのですから、全部織り込みに行くようなレート形成で3か月短期国債の入札までやらかしたのはちょっとフライング気味というか調子に乗り過ぎだったという感じだったんでしょう。

現実に市場全員が金イラネ状態になる前にGCが0.105とか冷静に考えるとブタ積みとどっちが得か判らんレートまでやってしまったので、金の出が逆に悪くなってしまったのか、それとも水曜に金利下げてジャンジャンやったのが、もっと勢いよく当座預金残高が積みあがって行く事を想定した動きで、実際の当座預金残高の積み上げがさほどでもない(朝公表される本日の準備預金残高見込み額ベースでの準備預金残高が4日で9.2兆円でして、まあここもとの8兆円台ペースからは多いものの、そんなに急に量が出ている訳ではない)ので空振りモードになってちと冷静になったという事なのか、まあよー知らんけど。

以上市場メモでした。

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2009/12/04

○上げ相場だけに短い所がドカドカ入っているのですが・・・・・

http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/mei/mei0911.htm
日本銀行が保有する国債の銘柄別残高
(2009年11月30日現在)

今回ですが、あたくしが手元集計した(ので正確性は保証致しませんが)ところ、残存2年以内の増加額が12797億円となりまして、久々に短い所がドカドカ入って来ましたでござるの巻。

まあ11月は基本的に上昇相場でしたから、短い方が入り易いというのはあったのですけれども、暫くの間割と2年以内の買入が減っていたのでほほーという感じでございます。そしてもう一つほほーと思ったのは今月償還を迎える5年42回と43回の増加額がそれぞれ3061億円と3142億円と思いっきり集中している事でありまして、これはまあ輪番期近債打ちこみ攻撃リターンズという事でございますわな。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba091203.htm

昨日の輪番オペ残存1年以内も平均落札が6.5毛甘というようなトンチキな結果になっておりますので、引き続き輪番を期近債のゴミ箱として利用されておられるような雰囲気がプンプン伝わって参ります。

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2009/11/18

○悪態ばかりでは何なので市場雑談

昨日は1年TBの入札でしたが、まあ0.19%割れ水準での決着。先週の頭の時点では0.20%乗せもという感じでしたが、ご案内の債券絶賛買い攻撃によりまして地合いが好転するわ2年カレントは0.25%を割り込むわ(昨日は大体0.24%、引けは235でしたけど)という大変に素敵な展開になったので、まあ2年が0.2台前半で3か月が0.15%からちょっと乗った所にいるという状況であれば、1年が0.2というのは無理があるのでこんなもんでしょ。

で、今日は3か月TBで明日は2か月TBの入札がある訳ですが、GCレートも普通に0.13%で安定してますし、共通担保や現先オペの金利も何でもかんでも足切り0.13%という感じになっていまして安定してますので、普通にそこから線を引っ張ってきて3か月で0.15%台のどこかとかいう話になるんでしょ。波乱無し波乱無し。

#そのうち増発攻撃が来ると思うのですが、いつ来るのか良く判らん

んでもって昨日の輪番では1年未満の方がひさびさに甘めの結果(まあ1年以上の所もちょっと甘かったが)になっていましたな。いやまあ何か色々とインプリケーションがあるような気がしますが敢えてその辺は割愛。

先々の問題としては短国がここからどの位増発されるのかという話やら、目先では12月20日(21日)の大量償還越えのオペが足りなくならないかという(ここもと毎度毎度そこのオペが足りなくなる)話がネタになるんでしょうな。金融政策決定会合は特にネタにはならなさそうですが、月報の表現はどうなるのかなあという所で。

#長期金利低下のニュースが日経の記事になってしまいましたな(ニヤニヤ)。

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2009/11/16

○4か月物資金供給実施とはこれまた何の風の吹きまわし

金曜のオペ。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of091113.htm

3月12日エンドの全店オペ1兆円実施。木曜に2か月ちょいの本店オペをやっていた訳ですが、まーここもと相変わらずタームのオペが少ないですわなあと思っておった所で珍しくも長いオペを実施。

まー何ですな、先般の決定会合の結果として出てきた公表文には『当面、現在の低金利水準を維持するとともに、金融市場における需要を十分満たす潤沢な資金供給を通じて、きわめて緩和的な金融環境を維持していく。』という文言がわざわざ最初に入ったので、一応翌日の駄文では「今日のオペに一応注目」とか申し上げておりましたが、まあ予想通り(苦笑)にオペが別に潤沢でも無く長いタームも打たずという毎度おなじみのオペを淡々と実施しておりましたなあとか申し上げたと存じます。

ただまあ今回あんまりその辺が騒ぎにならなかったのは、去年の「出す出す詐欺」(詳しくは昨年の10月から11月に掛けて散々書いてありますからそっちを読んで味噌)ですっかりその辺に対する耐性が参加者に出来てしまったという事だったのではないかと勝手に愚考する次第でありまして(−−)、翌週に決定会合を控えるというこの時期に何の風の吹きまわしか4か月物資金供給とはこれまた微妙な(^^)。まあ一応公表文にあんな事書いてあるから公約(?)実施という所なのでしょうけどね。額も1兆円でここもとのタームオペの8000とか6000とかよりも多い感じにしてますし。

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2009/11/13

○「上げ100日下げ3日」ならぬ・・・・

昨日はご案内のように大変確りちゃんの相場でしたが、まー朝から10年が強くて前場はちゃっかり高値で終了するも、後場は更に上昇とな。入札結果が出た時にいきなり上昇するのではなく、13時位から上昇とかいう展開も実にセクシーな相場上昇っぷりで、10年債は2週間半掛けて上昇した金利を3日(というか大体2日)で戻すというお洒落な展開でございましたです、はい。

よく「上げ100日下げ3日」などという相場のご教訓がございますけど、ありゃ要するに「ロングが徐々に溜まって行って最後に弾けるので下がる時は一気に死亡」という相場の動きを表現したものですけど、最近の国内債券市場に関しては「買いたい弱気」の人がわらわらといるせいなのか「ちんたら下がっていきなり戻る」という逆の動きになるのが仕様のようですな。ちょうど8月にも10年1.45%ちょっと乗せまで金利上昇したらいきなり戻ったでござるの巻というのがありましたが、まー良い感じで似たような動きということですな。

そーいやまあろくすっぽ動かん市場ですけれども、超短い所だと短国も動き的には最近は似たよーな事をしてたりしまして、こちらの場合は基本的にはあんまり動かないのですけれども、何らかの事情(というか買い手が減った場合)に毎週の入札で落札結果が出たらセカンダリーで平均オファーという事になって、そのまま平均オファーがダラダラ続きますと「まあ入札で慌てて買わなくても良いじゃん」となりますわな。で、そーなりますと「じゃあ入札で行かなくても」となり、徐々に入札のレベルが切り下がって来るでござるの巻となって来るんですな。ただし、金利上昇するって言いましても当然どっかで買いは入るのですから、どこかのレベルでドカンと買いが入っていきなり戻るというのがここもとの3か月TB入札クオリティという感じですな。

と言いつつ水曜の入札は新発は踏みあがりましたが、既発に広範囲に買いが入った感じでは無かった気が。でもCPレートが大手リースさんで3か月0.15%レベルまで上昇してたのがここ2日でまた下がって来たということは、まあこの辺りのマインドセットも水曜の入札で改善したんじゃないのかなと思われる次第でありまする。

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2009/11/12

○長期金利上昇ネタを書いたら長期金利が下がったでござるの巻

昨日は雑談で一般紙も1.485%のネタ振りしてますなあとか書いたと存じますけど、昨日は何か知らんが結構力強く相場が戻って10年新発1.425%の引けでござるの巻。ネタに使ったら相場反転とゆーことで、相変わらずのドラめもんクオリティでございますが(汗)、何もあーた今日5年入札があるのに昨日相場戻らんでもと思いつつも、良く見たら昨日は長期超長期が戻っている(5年が引っ張った訳ではない)のでまあいっかという事で。

財政ネタで引っ張るのさすがに水準的に良い所まで来たから終了なのか、またそのうちどっかのタイミングでやるのかはよー知らんですけど、まあ特オペ関連問題、FOMC、財政ネタと目先の買わない理由が徐々に潰れて参りました(いやまあ財政ネタは全然片付いてはいないのですけど)という感じになるんですかね。よー知らんが。

#景気ウォッチャーも下がりましたしねえ

しかしまあ昨日も長期金利上昇に関して政府高官発言が出ていた訳ですが、

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK032894120091111
長期金利が趨勢的に上がらないよう注意しなければならない=古川内閣府副大臣

まーそうは言いましても今年は1.5%台半ばまでやっている訳でして、ここもと金利上昇したと言っても「民主党政権で財政健全化維持期待」が剥落して売られた部分があってもまだ年初来の安値(金利の上限)を抜けている訳でもない訳でして、そーゆー話は10年1.8%にでも上昇してから(1.8というのは特に根拠なくテキトーに出した数字)慌てて頂きたい次第でして、市場との対話も大事なのですが、一々市場に反応してその場凌ぎみたいな事を言わない方が良いと思いますけどね。まあ見物人としては一々こうやって反応させる方がお笑い劇場として楽しめますけどね。


○あと昨日の補足とか雑談とか

昨日は輪番の話をしたのですが、書いててかなーり舌足らずでしたな。えーっと先月のレビューで「2年以内が半分程度」と申しましたが、ここもと数か月は実は買入長期国債のうち、残存2年以内が半分以上というのが続いていたのでありまして、10月は相場が粛々と下がった影響なのか買入国債がやや中長期シフトしましたねえという話でした。

つまり(昨日の繰り返しになりますが)、ベアスティープ系の金利上昇をした場合って、今の方法での買入を行っていると、1年超10年以内の買入部分でより長い部分が入るので、買入国債の足が長くなり、将来買入残高そのものが増えやすくなりますなあという所です。遠い将来は短期オペに食い込んで来るとオシャレな事になってくるんでしょうけれども・・・という話だったんですな。

そこで気がついたのですが、輪番に残存1年以内というカテゴリーがあって、これが無い場合ってそれこそ悪い金利上昇になった時にいきなり買入国債の足が長くなり過ぎない安全装置っぽい機能もあるのかねって感じで、これ考えた人中々良く考えてますなあと改めて感心しちゃいました。

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2009/11/11

○今更ですが先月の国債買入実績

http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/mei/mei0910.htm

今更感爆裂ですが、今回は増加額面18408億円(あたくしの手元集計ベースなので間違ってたら御免ありたし)に対して残存2年までで8973億円。大体相場が下げ気味になって来ると輪番オペの性格上中長期ゾーンが入り易くなるという傾向がございまして、買入総額の半分弱が残存2年超になったのは5月以来(四半期は償還があるので単純計算するの微妙ですが)と相成りました。

輪番で相場買い支え出来るかと言うとFRBの長期国債絶賛買入で長期金利が10年財務省証券ベースで1%以上上昇(買入アナウンスした時に0.5%低下したので、印象としては1.5%上昇したという感じですが^^)したという大変素敵な実績もこれありという事でございますが、日銀の輪番オペに関しては相場下げ基調になればなるほど長い所が入り易くなる設計ですけど、別にそれで相場の下げが止められるかというとそれはまた別問題という事になるでしょうなという当たり前の雑感を思いつつも、良く考えたら金利上昇傾向になってきた場合に買入国債のデュレーションが伸びるのですから、悪い金利上昇みたいになっちゃった場合って日銀の短期オペにも皺寄せが来る時も来るのかなあなんて雑感をふと思いました。

だからどうしたと言われると別にそれ以上の感想はありませんが。


○そろそろ決意表明がスルーされている感がせんでもない

一般の各紙でも話題になっています国内長期金利上昇。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091110-OYT1T00913.htm
長期金利上昇、一時1.485%…5か月ぶり高水準

『藤井財務相は10日の閣議後の記者会見で、長期金利が上昇していることについて、「危惧している。国債市場の信認を失うということは、日本の国益を損なうことになる」との懸念を示した。藤井財務相は、国債増発懸念が金利上昇の背景にあるとの指摘に対して、「そう思う。それに対する是正は何としてもしないといけない」と強調。2010年度予算編成で国債発行抑制のために歳出削減を徹底する考えを示した。』(上記URL記事より)

まあ昨日は40年国債入札はそこそこ順調だったみたいですし(その割には強かったのは中短期だったりするけど)戻っている訳ですが、別にまあ藤井さんやこーゆー話をしたから安心感がっていう流れになってくれるかというと微妙な気がする。

勿論市場コンセンサスとあたくしの脳内コンセンサスが違う可能性も高い(というかあたしゃひねくれているので脳内の考えが市場の考えとどの位乖離しているかいつも悩む)ので話半分で聞いて頂きたく存じますけど、予算編成の規模が拡大して最終的に国債に皺寄せが来るでしょという話に関しては、既に債券市場的には「決意表明はどうでもいいから予算編成そのものを出せ」というような感じになっているのではないかと愚考。

つまりですな(前も同じ話しましたけど)、国債発行がどーしたこーしたという論点に関する債券市場的な流れとしては、選挙がまだ始まる前だけどどう見ても任期満了までの衆院選では政権交代でしょうという状況だった頃は「民主党政権になったらバラマキになりそう」だったのが、いざ選挙が近づいてくると急に「財政規律が大事」という話が山のように民主党幹部から出てきて「ああ良かったね」という話になった訳ですな。

で、いざ政権取ってみたら当初は財政規律の話をしてたのに、そのうち概算要求は拡大するわ無駄の削減とやらも麻生政権時代の補正執行停止以外の話が具体的に出てこないわ、その一方で税収は予想通り落ち込むというのにあちこちの閣僚などからは致し方なし的な発言が出てくるわと素敵なカオス状態になっている訳でありまして、そーゆー意味で言えば「一旦期待させておいて裏切りました」というのが現在のステージになっている訳ですよね。

んでもって、そーゆー状況になりますと当然ながら何か言っても「それは大変立派な決意表明ですねえ(棒読み)」という反応をする人がドンドン増えて来る次第でありまして、しまいには「そりゃまあ来年度は繰り回しやら数字の操作で44兆円に出来ても結局再来年はダメでしょ」というような話になって来るんじゃネーノと思うのでありまして、まー変に出来もしない事を「努力する」だの「宣言する」だの言うとその場は凌げるけど、結局出来ないのだったら「信用を無くす」と言う事によって後で払わされるツケが倍返し3倍返しになって返って来るのでありまして、下手なその場凌ぎは却って自分の首を絞める事になると思うのですけどねえ。

ということで、藤井財務大臣におかれましては、下手な気休め発言はすればするほど発言の信用を落とす事に繋がりかねない事をご認識頂きまして、予算案そのものでお答えをするという事でお願いいたしたく存じます。

#書いてて自分のドブ板営業時代を思い出して目から汗が・・・・

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2009/11/04

○ところで月曜のオペレーションは・・・・・

11月2日のオペレーション
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of091102.htm

スポネの国債買現先が2000億円増えただけで共通担保の期間も特に長くはございませんで、どう見てもスタンスに変化はありません本当に(ry

てな訳で、ディレクティブの頭にあった文言は何だったんでしょうかねという気がするのですが、まあ過去の実績から勘案するとどうせこうなるでしょうねというイメージでしたのであまり驚きませんです。

特オペ解除が近くなってくる所で特オペのオファー頻度が減ってその分共通担保に一部化けるのではないかと思いますので、逆に言えば例によって例のごとく、そこまでの「溜め」を作るために目先の供給は最近暫くのスタンスが継続されるのではないかと思料されまする。

まー特オペ後の共通担保も1回位は3か月の全店オペとかを実施するのでしょうけれども、そうそう何度もロールするかも微妙かな、と思います。

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2009/10/29

・入札2本はまあ微妙

で、昨日は2年国債と3か月TBの入札があった訳ですが、2年は入札前に強くしちゃいまして思ったほど安くない入札になったんですが、第U非価格入札がろくすっぽ入っていない所を見るとプライマリーで終了っぽい香りがするのは気のせいでしょうか。で、3か月TB入札はこれまた前場の板通りの入札でしたが平均オファー足切りビットとか毎度おなじみの展開になっておりました。

まー2年の方は何となくここもと売られ気味の10年とかの資金の受け皿になったっぽいですが、3か月の方はいつも通りという感じっすか。特オペ警戒というよりは単にGCが安かった時から比較して1bp強上昇したような感じですから、その分3か月が上昇しただけという感じがせんでもないですな。まあ定例購入する投資家以外の買いが細っているのもあるのでしょうが。あまりインプリケーションがあったような感じでもない入札でございました。弱くは無いけどイマイチ感って所でしょうか。

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2009/10/26

○市場雑談

えーっとですな、市場雑談という程の物では無いのですけど、ここもと妙にコールが確りしていまして、と言いましてもまあ0.10が0.11になったというような話ですが、今回はレポというよりはコールが微妙に締まっている感。

先日もちょっと申し上げましたが、資金の回り方がちょっと悪くなっている感じで、偏在している資金が偏在しっぱなしという傾向が続いている上に、それをかきまぜる機能は結局オペ頼みという状態になっておりますが、そのオペが微妙にきつめに推移しているのが影響している感じ。

・・・・えーっとまさかとは思いますが、ここもとの絞り気味のオペ推移というのは11月になってから共通担保オペを沢山うつ為に「溜め」を作ってるのでしょうか?え、何で11月から大量供給という予想をするかって言えば(妄想モード全開につき以下割愛^^)。

てな事は無いと思うのですが、時々微妙に微妙なオペを打って来るのが日銀クオリティなもんで(どういうオペなのかは昨年11月辺りのあたくしの駄文をひっくり返せば判ります^^)、ちょっと気になる次第。

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2009/10/21

○市場雑感

カレンダーベースというよりはスポットベースの20日の着地が見えてきた辺りからGCレートがまた12とか13とかの水準になってきたみたいなのですけれども、その前のレギュラー15日渡しの辺りから暫くの間GCが14とかのレベルで微妙に高くなってましたみたいで。

んでまあ気になったのは、レートが上昇云々というよりは、資金の回り方がどうもあまりよろしくありませんでしたなという事でして、9月の財政余剰で発生した資金偏在がこなれるのに6月の時に比べて時間掛かってるんじゃないのという所。

つまりですな、以前だったら着地が見えたあたりで資金の市場放出が行われていた部分のお金がそのまま超過準備に回ってしまうという動きが段々増えているんじゃネーノという話でありまして、市場の活力が落ちてきたんじゃねえのかという気がする次第。まあ今月は15日に財政余剰があって、20日に財政不足があるので、15日と20日の両方を跨ぐ共通担保オペとかが少なくて、ファンディングがショートになり易くなってしまったというのもあるんですけど、益々オペ頼りという事になっているとも言えそうで、2度目の利下げをして10か月とか経って段々市場ちゃんが息をしていないの!になってきた悪寒がしてきたのがちょっとアレでございます。

#という話をしても何が何やらと存じますが、まあこのネタ後日に続くという事で

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2009/10/08

○9月の中長期国債買入

ちょっと遅くなりましたが。
http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/mei/mei0909.htm

例によって例のごとく、手元のエクセルでヘコヘコ計算させているので内容無保証(いちおうちゃんと計算しているつもりですが)ですが一応作ってみました。

・9月に新たに入った償還銘柄は約2000億程度

今回は9月に大量償還がありましたので、残存1年以内のうち、償還になった部分を除いて前月対比の増分を計算させますと、4466億円となります。大体残存1年以内は毎月6500億円増加する(ゾーニングで1年以内をそう買っていますので)ので、当月に輪番に打ち込まれて、そのまま償還になってしまったモノは2000億円程度という勘定になりますね(全体の増分も概ね16000億円と、輪番オファーベースの18000億円から2000億円少ないです)。かつてのように輪番で入るものが半分以上償還銘柄というような無茶な展開は無くなったのですけれども、引き続き償還銘柄打ち込みのニーズはそこそこあるんですねという事を再認識しました。


・9月は2年以内の短期に近いゾーンがあまり入っていない

その一方で、という事になりますが、残存1年〜2年に関しては前月対比の増分が2670億円となっておりますが、ここもと大体この額が5000億円近辺で推移していまして、9月はこの部分が若干少なめになっています。

これは相場付きに依存する面がありますので、だからどうだこうだと言うのも一概には決められませんが、9月は短いゾーンがやたらめったら堅調推移していたという事を反映した結果(輪番は買入対象ゾーンの中でその日イールドカーブ上一番弱いものが入るから)になっておりましたということで。


輪番に関しては、ゾーニングを行った結果、極端に短いものばかり入るという事はなくなりまして、こちらも単に月例行事という感じになってまいりましたが(汗)それはそれでまあ輪番オペの本来の趣旨からしますと良い傾向という所ですかね。

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2009/10/02

○市場雑談

本当は昨日書かないといかんかったのですが、債券市場はともかくとして、短期方面では早速絶賛期初の買いが到来したでござるの巻となっておりまして、想定はしてましたが、そうあっという間にレート下がるなよと(汗)。

何で昨日だと申しますと、短期国債市場では期初の買い攻撃が何と30日に御到来となりまして、前日に0.155%のレベルで入札をやった(のであたくしが0.15割れでしょとか書いてまた外すというお馴染みのアホウ振りを発揮したのですが)年末越えの3か月物TBは0.145%まで金利が低下しまして、年内物は0.135%となり、こちらはこれまで0.14%が壁だったのにあっさりと壁突破と相成りました。そして昨日も年内物のTBの引けが強くなっておりまして、まー買いで強いのか気配釣り上げているのかは微妙ですけれども、CPレートが低かったりするのを見ると(相変わらずの何でもかんでも官民逆転)、まー運用資金なのか待機資金なのか知りませんが、短期市場ちゃんにお金がうなってますなあという感じであります。

期初の買いなのにナンデ30日に来るのかと申しますと、まあ期末の金繰りなどの着地が見えて来て、約定ベースで期末を跨いでも無問題という人から順に「俺も俺も」とご登場してくるということでしょ。1日にならないと動けない人も居ますので昨日は昨日で強かったですねとなったんでしょう。

まー短期は短期だけに債券みたいにじっくりと動向見ながらタイミングを待つというのも中々難しく、って例えばの話3か月TBでラダーのポート組んでいたらポートのデュレーションって45日位にしか無いのですから、様子見するにも限度というものがある訳でして、金が余っている状況というのはモロに短期には出てきますわなという所でしょう。ああ金余り。


○CPレート公表

保振がCPレート公表という事で日銀のレート公表終了でござるの巻。
http://www.boj.or.jp/type/release/nt_cr09/re0910a.htm

で、保振のページではこんなリリースが。
http://www.jasdec.com/news/20091001_02.html

んでまあ公表画面を見るわけですが・・・・・
http://www.jasdec.com/reading/cprate_page.php

アサイチだと9月30日分集計が見れますが、暫くすると今日発表分の数字(=10月1日分集計)が出てきちゃうと思うのでアレなのですが、昨日の数字をベースにしてお話しますと・・・・・

その他金融のa-1という所なんですが、タームストラクチャーがこういう感じになっております。

発行期間1週間以内:0.33%
発行期間2週間:0.19%
発行期間1か月:0.29%
発行期間2か月:0.18%
発行期間3か月:0.18%
発行期間3か月超:0.21%

・・・・・うーむ、当該期間に対応する発行を行った発行体さんのネームによってレートがぶれてしまうのでタームストラクチャーもへったくれもあったもんじゃない数字。何だかなあ感がプンプン漂ってくるのですが・・・・

んでまあしつこく悪態ですが、今般のCPレート公表に関する保振のリリースを読みますと・・・・・
http://www.jasdec.com/download/cp/CPpress20091001.pdf

『当機構は、CP 市場の整備及び透明性の向上に資する観点から、本日より当機構ホームページ上において「短期社債(電子CP)平均発行レート」の公表を開始いたしました。』

えーっと毎度申し上げておりますが、短期社債というのは法律上の建て付けとして「少人数私募発行」を行うものでありまして、従いまして法律上の建て付けとして一部の人たちが相対で取引する世界というものなのでありまして、そーゆーものに関して「透明性」を求めるというのは法令解釈的に変な話じゃないでしょうかと思うのですけど。

透明性透明性言うのでしたら、短期社債(電子CP)の法的な建て付けを再考すべきなのではないかと前々から申し上げている悪態なのでした。


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